さっそく、ザックを引っ張り出し雨具・ウインドブレーカーやガスコンロ・やかんを放り込みました。さらにスーパーに出かけミニ羊羹・モナカ・チョコといった甘菓子を購入しザックに放り込み準備を整えます。水は1・5Lもあれば十分かな?500mlペットボトル2本とアルミ水筒800ml?を準備しました。
大小山は足利市富田地区にある標高313.6mの低山。山頂付近の崖に大きな大小の文字(7m×7m)が掲示してあり、両毛線や国道からも視認できるのでご記憶の方も。
二つのピークから構成されており文字のあるほうが大小山(282m)隣のやや高い山が妙義山(313m)と呼ばれてます。登山口にある阿夫利神社は天狗がご神体で山のピークを大天狗・小天狗の化身として崇めたから大小山と名付けたとも伝承されているみたいです。
大小山は古くは鷹之巣山とも呼ばれておりその名称は地域名として今も残っています。昔々、八幡太郎義家の三男・源(足利)義国が鷹狩りをした時、肩に止まった鷹をこの山に放したことから名付けられたとも。
3月3日(土)6時前に起きて朝食を採り身支度を整えて早朝に家を出る。こんなに早く起きて家を出たのは今年初めて・・って自慢にならんか!コンビニでいつものサンドイッチ・梅握り・ミニアンパン(5個入)を購入し駅へと向かう。7時台始めの電車に乗ると7時50分には富田駅に着いた。
深田久弥の言を借りると桐生~栃木の山々は『近くて良い山なり』である。近いから総費用も交通費とおやつ・昼食代を含めても¥3000に満たない。これで大の大人が1日遊べるのである。健康維持にも役立つのでやはり山は最高!。
深田久弥の言を借りると桐生~栃木の山々は『近くて良い山なり』である。近いから総費用も交通費とおやつ・昼食代を含めても¥3000に満たない。これで大の大人が1日遊べるのである。健康維持にも役立つのでやはり山は最高!。
大通りまで出てから右折して踏切を渡るのが普通だがGoogleの航空写真で下調べをしてみると線路沿いに細い抜け道があるようだったのでその道を辿ってみる。
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ここの山の守護神、阿夫利神社はこのすぐ上にあります。例によりお賽銭を奉納し安全登山を祈願する。
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しばらくゆくと男坂と女坂の分岐に到着です。山爺は男だから男坂を登らなければなりません。・・って銭湯じゃないのだからどちらを選択しても良いのですが男坂の方が岩場が多くて面白いことが多いのです。
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さらに進むといよいよ急な岩場が現れました。低山ながら侮れません。油断すると落ちてしまいます。ハイキングコースにしては、なかなかの岩場が連続して続くので面白いがこんなところで落ちて遭難しては世間の笑いものです。3点確保で慎重に登ります。
【山爺の一言メモ】
3点確保
岩登りの基本姿勢。四肢のうち三肢で体を支え、一肢だけを自由にして次の手がかり・足場へ移動する技法。絶対に落ちない方法は4点確保だが、これでは永遠に前に進めない。
≧(´▽`)≦アハハハ
横着して両足だけの2点確保で移動しようとするとバランスを崩した時に落っこちる。
足場の取れない場所では時として2点確保で岩場をクリアーしなければならない(手だけを使い懸垂でよじ登る)こともあるが滑落のリスクが高いので非常時以外はやめた方がよい。
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ここ登れってか?正月以来鈍った体に次から次へと山登りの訓練難所が現れます。大小山は本格登山の訓練場所としては最適な山かもです。
グングン登ると尾根筋に出ました。大小山の山頂はもうすぐでしょう。
最後の登りも岩場が急で危ないしキツイ事おびただしい。天狗(修験者)が好むわけです。修行にはもってこいの場所だったのでしょう。阿夫利神社から小一時間で大小山山頂(282m)に着きました。
山頂にはすでに数人が屯しています。撮影依頼者には事欠きません。で、お願いして記念写真をパチリ。やはり人に撮ってもらうとよく撮れますわ。
まだ9時30分だ。昼食には程遠いので水分補給と好物のミニ羊羹を頬張って次のピーク妙義山(313.6m)へ急ぐことにします。
せっかく登ったのに急降下です。下りも岩場で剣呑・剣呑です。遠くに見えましたが二つの山の鞍部(一番低ところ)はすぐに下降できました。やれやれ、また急な登りですが岩場なので緊張して疲れが出ません。
人間の体は実に良くできています。危険な場所に遭遇すると疲れは後回しになるみたいで息切れもせずにパワーが出ます。いわゆる火事場の糞力的なアドレナリンが出るのでしょうね。
あっと言う間に妙義
山山頂に着いてしまいました。
山頂からの眺めは抜群でした。足利市の街並みが一望です。北の方角には赤城山・日光白根山・男体山・女峰山といった北関東お馴染みの山々が2日前に降った雪をまとい勢ぞろいです。こんな景色をタダで拝めるのも山歩きの醍醐味です。本当に山爺は日頃の心がけが良いからお天道様に好かれているみたいです。オホホ (^0^)
まだ9時30分だ。昼食には程遠いので水分補給と好物のミニ羊羹を頬張って次のピーク妙義山(313.6m)へ急ぐことにします。
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人間の体は実に良くできています。危険な場所に遭遇すると疲れは後回しになるみたいで息切れもせずにパワーが出ます。いわゆる火事場の糞力的なアドレナリンが出るのでしょうね。
あっと言う間に妙義
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山頂からの眺めは抜群でした。足利市の街並みが一望です。北の方角には赤城山・日光白根山・男体山・女峰山といった北関東お馴染みの山々が2日前に降った雪をまとい勢ぞろいです。こんな景色をタダで拝めるのも山歩きの醍醐味です。本当に山爺は日頃の心がけが良いからお天道様に好かれているみたいです。オホホ (^0^)
南に目をやると平野の真ん中を横に茶色い筋が見えました。なんだろうあれは川かな?まてよ、あの方角は!庶民の味方の足利渡良瀬ゴルフ場ではないか。
【山爺の一言メモ】
足利渡良瀬ゴルフ場
9ホールの河川敷コース。平日¥3900土日でも¥6120食事付きと格安なのが魅力なゴルフ場である。1番から9番ホールまでを縦列で配置。全体に見晴らしの良いコースでビギナーの方も安心してプレー出来る!ドライバーを思いっきり振れる450ヤード越えのロングホールも1ホールあります!
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この山頂も多くのハイカーが休んでいました。
単独のご婦人や女子2人連れ、単独オヤジも数人。先ほど写真を撮っていただいた人も休んでいたので再度撮影をお願いしました。聞けば桐生からやってきたとか。年齢は山爺と同じか少し上くらい?
山頂で飲む珈琲のうまいことと言ったらあなた!堪りませんなあ。アンパンも誠に美味だ。頑張った人だけが味わえる至福のひとときを堪能です。
のんびりしていると重装備で5~6人の男女団体が山頂で休むこともなく越床峠方面に降りて行きました。先は長いのでしょうがこういう余裕のない登山は嫌だねえ。ご苦労様です。
山爺も当初このコースを縦走しようとも考えたのですがいきなり負荷を掛けすぎるとガタがくるので自重です。
さて景色も堪能したしそろそろ下山するか。手早く荷造りを終え下山することにしました。
下山には桐生の人もついて来ました。下りも急峻な岩場の連続で気が抜けません。鎖が要所、要所に取り付けられていますが緊張の連続です。
これが1箇所ではなく何ヶ所も続きます。眺望は素晴らしいのですがこれが逆に危険です。景色に見とれて油断すると真っ逆さま。油断できません。
頂上からも見えましたが眼下にゴルフ場が見えます。東松苑ゴルフ倶楽部です。
こちらは名門コースで高嶺の花、山爺には縁のないゴルフ場です。ここまで降りるとプレーヤーも見えます。頑張れ~下手くそ共。ってか。
すばらしい岩峰を通過しました。とても300mの低山に居るとは思えません。人一人入れる岩穴もあります。昔、修験者がここに篭って修行したのに違いありません。
ようやく岩峰群を下り終え安全な普通の山道に変わりました。下山口までもうすぐです。
鹿よけ柵がまた現れてそこを通過すると朝登りだした阿夫利神社の駐車場へ戻ってきました。
ベンチに座って残飯整理(昼食)をしながら桐生の人と雑談を交わしました。お住まいは桐生でも赤城山寄りの方に住んでいるそうで健康のためハイクをしているとか。・・山爺と一緒じゃん。
またご一緒しましょうと言いメール交換して別れました。
【狂歌】
・重装で 低山、頂き 通過せり 楽しからずや 爺婆の群れ
・北アさえ 行ける装備で低山を 休まず通過 熟年男女
【川柳】
・団塊は ハイクといえども 重装備・・団塊世代は幼い頃から常にクソ真面目
・低山も ブランド自慢の 重装備・・皆んなに道具を自慢したくてたまらない
・岩山で 4点確保の 金縛り ・・・取り敢えず安全だがこのままでは先がない。
・Googleビュウ 山にも欲しい ここはどこ
・山路来て 急に連発 こんにちは・・・普段はろくに挨拶もしないくせに。
・良い景色 眺める素振りで 息をつぐ・・本音はつかれたビ~
いやあ~次々と句が浮かぶわい。(^凹^)ガハハ
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