当ゴルフ場は平成5年の開場と比較的オープンして間もないゴルフ場です。山頂を無理に開墾して造成したためか、ネットの書き込み評判は、狭い・トリッキー・ラフにうねり・二度と行かない等とあまり褒められた内容ではないものが多いので不安はあったものの、土曜日でありながら昼食付き¥10300と手頃な値段に引かれて後学の参考のため体験することにしました。
このゴルフ場、以前はこの価格より3割方高かったのですが、なぜ価格が下がったのか一抹の不安はありましたが・・・(´-ω-`)
参加者は東京地区のKさん、埼玉中部のSさん、埼玉東北部のHさん、そして山爺です。
このゴルフ場は佐野ICから15分位の交通至便なところにあるので、この価格でコース内容もそこそこであれば今後も利用したいと思っていたのですが・・・やはりクチコミの中に真実も入っていたようで我々も実に不愉快な思いをしてしまいました。結論としては、リピートはないとの研修結果となりました。 ァボーン(´・ェ・`)
予定通り現地に到着、駐車場を見ると全部屋根付きで豪華でした。一般のゴルフ場の駐車場は露天が多い中、希な充実ぶりです。
フロントも1Fにあるのではなく2Fにあり作りも豪華、『おお、なかなかいいじゃん』という第一印象でありました。
フロントの対応も丁寧って、どこでもフロントは丁寧か!フロントが愛想悪くなったらゴルフ場も会社も終わりだよネ!。ただ一つ飲食店だけはそうとは限らないから不思議だ。『あの店のオヤジ愛想は悪いけれど〇〇だから・・・』なんて言われながら繁盛している店が沢山あるからね。 (´▽`*)アハハ
試打室や練習場も備えており付帯施設充実のゴルフ場でグッドの感があったのだが、果たしてコースは如何に?と期待感が高まります。
練習グリーンやアプローチコーナーで一通り体をほぐし時間が来たのでアウトコース№1ホールへ移動します。
№1のティグラウンドに着くと前の組と前々の組が居ました。各々女性1名を加えた3人ずつのパーティでこの2組は仲間らしい。まあ3人ずつだからプレーは早いだろうとプレー状態を見ていると女子の技量はそこそこではあるものの2組ともほぼ全員のボールが左右に散らばり早くもスロープレー。まあスタートだから仕方がないかと見送りました。
ほぼ時間通りのスタートです。くじでオナー(最初に打つ人)を決めましたが山爺は大好きな2番目を引き当てました。
なぜ2番が好きかというと1番は責任重大、上手く打たないと皆に謝らなければなりません。3番は先の2人に上手く打たれると3回は続かないよなあと不安がよぎります。4番目は尚更です。(誰かが先に失敗すれば気楽になりますが(^0^))
そんなわけで最初のティーショットは2番手が一番好きなのです。勿論そのあとのプレーは実力で勝ち取ったオナーが好きなことは言うまでもない。
山爺の番がきました。フェアウエイは思ったほど狭くありません。振りかぶって第1打!!。
カキーン!いい音はしたもののボールの上を叩いてしまったようです。飛び出したボールはトップスピンが掛かってしまい物理の法則に忠実に従って急降下しました。それでも2打目のリカバリーが成功、4打目でピンそばに寄せて1パットのボギーと上出来の上がりでした。
続く№2はダボ、№3のロングもボギーと出足好調です。ルンルン気分で№4のショートへ。
おおっと!№4のショートに来てみると2台のカートが停車し我々含め3台待ちの状態です。ここで20分近く待たされてしまいました。
このあとの数ホールも前の組(その前?)のスロープレーが続きましたが、そのうち前の組のプレーが急に早くなりだしました。グリーン場でのパットプレーをよく見ているとかなり長い距離をOKパット(最後まで入れないで中途で拾い上げる)しているようです。・・・後述した女性マーシャルによる指導を受けたのかもしれません。
しかし、どうせまた前の組は遅くなるだろうと思い我々もボール探しに少し時間を掛けていたところ、急に前の組のプレーが早くなったのでホール間隔が若干空いてしまいました。
とにかく、このゴルフ場は平成になってから作られたゴルフ場なのでちょっと凝った造成を加えたようです。イギリスのコースを模して作ったのか、人工的に作ったうねりがやたらと目に付く。
これではボールがそのうねりの中に落ちてしまったら見つけるのが容易ではありません。
スロープレーの原因はこれにあるのかもしれないと思います。岩船ゴルフ場さん、これを是正(削り取る)しないと、左右にボールが散るたびにボール探しに時間が掛かりスロープレーは避けられませんよ。
事件は№7ホールを過ぎた時に起きました。突然中年女性のマーシャル(コース係員)が我々のカートに歩み寄ってきて。
『少し急ぎましょう、後ろに3人詰めて乗ってください。私が運転します』
といいながらさっさとカートに乗り込み自動運転を手動に切り替え、猛スピードで走り出しました。
おいおいちょっと待ってくれ、遅いのは我々ではないよ、前の組だよと言いたかったのですが。
『え、我々遅いですか』
と言い返すのがやっとでしたがこの人は我々の言うことなぞ聞く耳もなく、次のホールに着くと
『はい、ここは左目から攻めてください』
笑顔ではあるがサッサと打てと催促、慇懃無礼とはまさにこのことです。
あまりの無礼極まる対応からか東京のKさん頭に血が上りショットに影響、№8のショートはグリーンを外しトリプル№9のティショットは右に大きく飛び出しダブルParと散々でした。山爺は逆境に強いので№8はParでした。(^┰^;)ゞ
マーシャルさんは言われたことを忠実に実行しているものと思いますが、誰がスロープレーなのか注意する相手をよく見極めてから介入しないとプレーヤーの自尊心を逆撫ですることになりますよ。
ゴルファーの多くはスロープレーと言われるのを極端に嫌います。誰でも自分の組は早いと思っているはずですからして・・・。
『前が空いてます。』位の喚起だけならまだしも、カートに乗り込んで運転を代わるなんて侮辱以外の何者でもない。山爺は30年以上ゴルフをしているがこんなおせっかいは初体験です。ゴルフ場の管理責任者に猛省を望むところです。
あんな強引な巡回指導をし続けていると確実にビジターをなくしますよ。例え本当に遅いパーティでも、いきなりカートに乗り込まれて急げ、急げと言われたらいい気持ちはしないものと思います。
同じ指導するならスタートホールで各組のプレー振りを見極めて不安のあるチームに追随して指導したほうが有効に事は運ぶと思いますがねえ。(`ヘ´) プンプン
Kさんはここ最近の成績は常に40台前半をキープし絶好調だったのですが、ここではアウト50台後半イン50台前半と不調でした。そこへ加えマーシャルの強引介入で不快感が頂点に。
『もうここには来たくない』と宣言されてしまいました。
山爺はそんな嫌がらせにも負げず52・51と好調だったので、また来てもいいかなと思いますが我、孔球親睦会としては会員から駄目出しが出た以上もう、ここはあかんね。
ティグランドからのロケーションは思ったほど狭く感じません。栃木にはもっと狭いところがまだ沢山あります。2打3打地点以降がくびれて狭く造成されているので油断するとOBが出やすい。使用クラブのマネージメントが肝要となります。1打目ドライバー・2打目スプーン・3打目PWといった杓子定規プレーヤーは罠に捕まります。
またラフの多くに人工的なうねりが造成されているので誠に打ち難い。またうねりの影にボールが入ると探し難いのでボール探しに時間が掛かりスロープレーとなる。
それにしても全体的には面白い設定なのでマーシャルの強引対応さえなければと残念でなりません。
食堂で飲み物を注文したらお新香がサービスについたりして、ほかのスタッフは懸命に対応してくれているというのにねえ!。
【ゴルフ川柳】
・なぜ遅い 誰もがぼやく 前の組
・だから駄目 待たされ プレーを分析し
岩船ゴルフ倶楽部に行ってまいりましたの項・・・完