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2025年1月29日水曜日

#25年度初登山(新宿の富士塚を訪ねて)

 遅ればせながら、皆様明けました(作者注:誤字にあらず・・明けましたので)おめでとうございます。

去年ヤフオクでニコンD5000のボディを格安で手に入れた。D5000は液晶のモニターが可動出来るので草花撮影などの低アングル撮影に威力を発揮する機種だ。

この機種はかねがね欲しいと思っていたが中古でも5~6万する人気機種なので貧民たる山爺には高嶺の花であった。

ところが、ヤフオクでモニター画像が滲むが撮影には異常なしの訳あり物が¥500で出品中であった。入札数が少なかったので軽い気持ちで入札・・と、瓢箪から駒が出て¥4000台で落札してしまった。

どんな品物なのかなあ、と後悔半分で支払いを済ませ落札品の到着を待つ。

やがて、落札品が手元に。外観は素晴らしい、傷一つない新品同様の品物だ。レンズを装着して自動モードで撮影してみる。何ら問題なく撮影できた。

さて問題のモニターだが、なるほど画像が滲んで細かい判定は出来ないが大まかな輪郭の判断には支障がない。

試写した画像をPCで編集するとシャープなピントと色調の画像が撮れている。さすがは”腐ってもニコン” 掘り出し物だと山爺ご満悦。

こうなると試撮影に出かけたくなる。新年でもあるし予てから行きたかった新宿にある富士塚でも訪ねてみよう。その塚は新宿の成子天神の境内にあり東京でも1・2を争う高さの塚だそうです。


天神とあるくらいだから祭神は菅原道真公で1100年の歴史のある由緒正しい神社だ。初詣には相応しい。

【公式】ーめぐり天神ー 成子天神社・東京都新宿区西新宿



地下鉄丸ノ内線の西新宿駅、1番出口から地上に出て青梅街道を西に5分も歩くと成子天神です。

都内の名所は押し並べて駅に近いので探訪が楽ちんで助かるわ

ちなみにこのビル群画像は今回落札したD5000により撮影されたものです。贔屓目からか”腐っても鯛”ニコンは発色がやはり違う。いい色出てますねえ。



ビルの谷間に目指す神社がありました。
お神輿が3基保管してあります。3基とも毎年夏祭で使われているのかな?。
境内には牛さんや七福神などの彫像があります。

富士塚は神社の左手を抜けてしばらく進むと到達します。

富士山は浅間神社の管轄だから菅原道真公の成子天神とは一線を画すのかなあ。成子神社のHPには富士塚の説明がありません。

祭神だって道真公ではなく神代の昔の神様、木花開耶姫です。格が違う。



と思いながら富士塚の領域に入ったら説明板があり読んでみたら山爺の予想は大外れ。







もともと成子神社内にあった小山(天神山)を大正九年に富士塚として築き直したものなんだそうです。

なあんだ江戸時代に築かれたものじゃあないんだ。山爺ちょいと落胆。
それでも塚の大きさには圧倒されます。

鳥居をくぐると小さな祠と女神様の彫像がありました。彫像は木花開耶姫に違いありません。

祠に参拝してお賽銭を奉納、幸い施錠していないので自由に登れます。さてぇ、いざ登山開始。



おお、山道っぽい。
おお、おお。険しくて狭い上に岩がごつごつして歩きにくい。しっかり鎖に掴まらないと転げ落ちたら”遭難”するわ。

ストックが必要だなあ。



山頂はまだ先だ、息切れがする、『これは登りごたえのある富士塚だわい』と独り言ちた。
中腹にちょいとした休憩広場?があり1丁前に祠まで備わってます。

あと一息で山頂だ。頑張ろう・・って大げさな。

やった~、標高12mの山頂に到達です。
先ほど参拝した麓の祠と女神様が小さく見えます。




登頂を済ませたので反対側から下山します。

降り口がまた険しいこと。迂闊に踏み出すと滑落する。

こんなところで遭難したら世間の良い笑いものになるから慎重に降りよう

無事下山し、富士塚を遥拝します。
改めて見ると良く出来ている富士塚だ。

例年7月1日に山開き祭があるようです。
その時にまた来ようかなあ。・・・
”酔狂な”という声が聞こえてきました。


【川柳】
・生半な 構えで挑むな 成子富士
・模山でも 遭難もある 成子富士
・大正の 作りで気が抜け 成子富士

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