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2017年10月26日木曜日

秋晴れも、束の間(秩父・二子山登山記)

台風21号が去って当初の予報では台風一過の長期晴天が続くと報道していました。

それを期待し、いよいよお泊りで去年行き損なった笠取山から雁坂峠越え(八ヶ岳は今年は見送りです。)でもと画策していました。

それがなんと晴天も束の間で高気圧が二つに割れて間に低気圧が入り込み、台風一過だというのに東京は15日連続の長雨、これは実に127年ぶりの出来事です。

更に今週末も、お台風様が秋雨前線を引き連れてのご来賓ときました。こうなるともう笑うしかないね。


庶民の味方の河川ゴルフ場はすべて冠水、大宮CCではゴルフ場で巨大な魚が収穫できました。・・って洒落にならん。



温暖化の影響で温帯気候から亜熱帯気候に変わる前兆なのでしょうか。本当に気が滅入ります。



今週も木・金のみしか晴天は期待できません。これでは週末に2泊3日の山行きを計画しても、展望を望めるべくもなく、ろくな結果を得られないので延期するしかありません。平日に行けば良いのではとお思いでしょうがアルプスや八ヶ岳のような人気地域と違い奥秩父などは週末しか管理人が入っておりません。





明日(27日)敵の(天候)の隙をついて秩父の二子山にでも行こうかなあ。(´^ω^`)

二子山は秩父の坂本にある全山岩山のちょっとスリルのある山ですが紅葉が期待出来そうな山です。もう歳なので危険と判断したら途中で引き返すのもありと考えてま~す。





***続く***



昨夜のうちに急遽パッキングを済ませ27日早朝に家を出た。久方ぶりに見る青空が誠にまぶしい。

路線バスで二子山へ行くには西武秩父駅から小鹿野町で坂本行に乗り換え終点坂本まで行きます。小鹿野町から坂本まで行く便は午前中2本しかなく、このうち1本は7:00発で乗車は不可です。実質、午前中は1本しかなく電車の遅れなのでこれを逃すとこの計画はおじゃんになります。・・・小鹿野町まではそこそこバス便があります。

まあ、そのときは計画変更して秩父御岳山でも登るか!山爺の頭には常に同一方面の別の山の計画が記憶されています。こんなことが出来るのも単独行の強みです。



平日の場合は西武秩父駅発 9:04 ⇒ 小鹿野町役場下車 9:41 ⇒坂本行 9:55発 ⇒ 終点坂本10:30着、これが二子山登山の唯一の路線バスだ。

秩父線、御花畑駅 8:26 下車、駅を出てすぐ左の路地をトコトコ行くと大きな通りに出ます。左に曲がって踏切を渡るとすぐ右側にまた小さな路地があるのでそこをトコトコ行くと西武秩父駅に出られます。歩いて5分もかかりません。

小鹿野行は1番乗り場です。バスが1台停まっていたが9時までまだ30分近くもあるのでそのバスを無視し路線図を確認していると、運転手が親切に『どちらまで?』と声をかけてくれました。『坂本まで』と答えると、『このバスは小鹿野行だから乗ったほうが良い、次バスが遅れることもある』とのアドバイス。何せ当事者のアドバイスだ。素直に乗車することにしました。

乗ってすぐに御花畑駅の一つ手前の駅である秩父線秩父駅に立ち寄りました。なんと山爺が朝、通過した駅ではありませんか。この駅で下車してここから乗れば良かったわけです。
大企業の西武バスがローカル線なぞ相手(接続)にしないだろうという山爺の勝手な思い込みでした。あ~恥ずかしいったらありゃしない。でも始発に乗ったほうが確実に座れるからと自らを慰めます。


秩父線の秩父駅前からはハイキング姿の年配男女が6~7人乗車しました。どこに行くのかなあ、まさか二子山?とつまらん考えをしながら乗っていると途中から先生数人に
引率された小学生低学年の団体(30人位)がどやどやと乗ってきて、あっという間に車内は満員になってしまいました。

たぶん遠足でしょう。皆んな楽しそうにおしゃべりしています。山爺もこんな時代に戻れたらもう何もいらんと懐かしく思う今日この頃でありました。

バスは何度か何番札所というバス停に停車をしました。秩父駅から乗ったハイキング姿の年配男女はすべて混雑バスの中、ここ札所に下車して行きました。やがて小学生の団体も降りてまた車内に静寂が戻りました。登山者は山爺だけ、残り数人は地元のじいさん、ばあさんだけです。


小鹿野役場に9時9分に到着しました。降りた乗客のほとんどは9時20分に来た長沢行に乗って行ってしまい、また山爺一人がポツンと役場の待合室に取り残されました。

9時55分の坂本行のバスまで、まだ時間があります。小鹿野町観光案内の看板やパンフを眺めて時間を潰していましたがこの小鹿野町も時代から取り残されたような地域のようで随所に風情ある建物が現役のまま残っているようです。


今度ゆっくりと散歩してみようかなあと言う思いにとらわれました。


宮沢賢治も大正5年9月にこの地を訪れたようで何やら記念碑が建っておりました。

9時55分のバスがやってきたので乗り込みます。乗客は山爺と食料買出しの地元年配者の2人だけ。

バスは一路、R299を志賀坂峠目指し走ります。平坦な道路を15分も走り終えると、どんどん深い山中へ。

10時30分、ほぼ定刻通り終点坂本に到着しました。終点にしては公衆便所と屋根もないベンチがあるだけの質素と言うより粗末なバス停です。奥多摩周辺のバス停とはまるで違います。雨降ったら便所が待合か!ちと、ひどい!!

下車したのは山爺ただ1人。うん、これではバス路線があるだけでも奇跡だと納得です。バスの運転手に登山口を尋ねると親切にもよく教えてくれました。

帰りのバスの確認です。14時35分は早すぎてまず乗れません。その次は16時35分の最終便しかありません。それを逃すと帰れなくなります。いやはや何とも、すごいところに来てしまったものです。


登山口はバス停から少し下ったところを左折し少し登り返した(さっきバスが通過した細道)ところにありました。





登山口の標識が朽ちており分かりにくいので通り過ぎてしまいました。やはり本数が少ないだけにバスで訪れる登山者は少ないようで標識もろくに整備されていないようです。

バス便が不便のため登山者の大半は自家用車で訪れこの上の民宿”登人”のすぐ上にある小さな駐車場(ただの道路)に車を止めて登るようです。・・この上ったって、あなた、徒歩20分先だがネ!。

身支度を整え、いざ出発です。

舗装された山道をしばらく登ると眼前に今から登ろうとする二子山の西岳が見えてきました。

うわァ~険しそうな山だなあ、登り切れるかなあ。早くも不安が湧き出てきます。(この予感は的中してしまいました)  


舗装道路も終わり山道に変わります。途端に杉の葉や広葉樹の落ち葉が山道の上にうず高く積まれて歩きにくいし葉っぱで隠れて道が分からない。


台風21号が通過した直後なので山道が荒れているようです。この先もっと荒れているのではと嫌な予感がします。

20分ほど歩くと車道に飛び出しました。目の前に民宿”登人”が見えます。ここの民宿は2食¥7000素泊まり¥4000です。

登山口はこの民宿を通り過ぎたすぐ上にあり車3~4台が駐車できるスペースとバイオトイレがありました。今日は1台車が駐車しています。

11時12分ここからいよいよ本格登山の開始です。険しい二子山だけに万が一(遭難した場合無届け報道されるのが嫌)のことも考え、きちんと登山届けを出そうと書類を作ってきたのですが投函するポストがありません。

代わりに、かわいらしいミニハウスがあり中にカウンターが置いてあります。注意書きを読むと登山する人はカウンターを押してくださいとある。へえ~こんな入山届け初めてだ。”ポチッとにゃ”と押して現場を後にする。


最初は沢沿いの道を遡りますが台風通過の直後だけに水量が多くちょっと不安。股峠までは途中、沢を3回ほど渡り返しますが渡渉場所はいずれも沢幅が狭くうまいこと靴を濡らすことも無く通過することが出来ました。


いつの間にか沢音も聞こえなくなりましたが、道は落ち葉と小枝が散らばり雑然としている。この落ち葉の中に隠れた小枝を踏みつけようものならズルッとすべり誠に危ない。やはり超大型台風通過直後の山行きは少々無謀だったかなあと反省しきりの山爺でありました。

倒木が行く手を塞いでいます。これも台風の仕業?と思いましたがコケが着いており、かなり古い。道がここで途切れてしまった、迂回路はどこだと見回すが当たり一面落ち葉で踏み跡が分からない。



大体、この二子山は他の山でよく見かける樹林に結びつけたピンクのリボン目印がろくについていない。申し訳程度に岩の上に載っている小さなケルンだけが頼りです。山の初心者は来るなと言うことかな?

樹林帯の山道は普段なら最も分かり易く何の問題も無く歩けるのだが今日は台風のお蔭で落ち葉がうず高く堆積してしまっており随所で進路が分からなくなり立ち往生してしまう。

登山用語で言うところの”ルートファインデング”を何度もやらされた。・・・ルートファインディング・トレイル・トレース、自称上級登山者はやたら英語を使い登山初心者を煙に巻く傾向にある。

山に限らず今でもやたら英語を日本語に混ぜて使う輩が居るが、これをかっこよいと思っているようなら先の大戦で敗戦後、日本の文化について何でも否定し横文字に迎合した卑屈な精神の影響だろう。

日本の歌なのに所々英語を混ぜて悦に入ったり、英語使うなら歌詞全部英語にせい!と言いたい。マニフェスト・エビデンスなど一体ここはどこの国だと思ってしまう。極めつけは日本国内の企業なのに英語を公用採用しているとんでもない会社もある。山爺はそういう考え嫌いだなあ。海外に進出しても公用語は日本語!と言った発想になぜならないのだろう。

『この天丼の中身は?』 『えびでんす』 なら分かるけどねえ。(大笑)(^0^)

前述の登山用語の英語は方向探索・自然道・踏み跡と立派な日本語があるのだからそれを使えばよいではないか。

紅葉にはまだ早い広葉樹樹林帯を注意深く歩いていると左手の上のほうでガサガサと大きな音がした。

その方向に目をやると何とラグビーボールくらいの大石が山爺目掛けてエライ勢いで落ちてくるではないか。

そのまま真っ直ぐ落ちてしまえば当たることもなさそうな感じだが、どこでバウンドして方向が変わるか分からない。あんな物の直撃を受けたらとんでもないことになる。身構えて避ける体勢を取る。


結局大石は山爺の3mほど前をすり抜けて谷に落ちていった。落石が来た方向に登山道はない。台風影響による自然落石だろうか、周囲を見ると大振りな石がアチコチに落ちている。ここは落石の巣なんかなあ?あるいはずっと上の西岳稜線を歩いていた奴が落としたのかもしれない。いずれにせよ多いに肝を冷やした。


気を取り直して歩いていると上のほうから人声が聞こえてき、やがて年配の男女が降りてきた。今日初めて登山者に会いました。

『東・西、両方登ったんですか』
『はい、良い天気ですばらしい展望でしたよ』

駐車場に停まっていた車の人たちかな?あるいは昨夜民宿に泊まったのかな?いずれにせよ両方登山して午前中に下山してくるのだから早朝に登りはじめたに違いない。

こちら(山爺)は今だ股峠にさえ到着していない。12時までには峠に出ないと西岳登頂の時間がなくなる。(初めから東岳は除外)やや焦りが出てきた。やはり前日に民宿利用したほうがよかったのかなあ。

ようやく前のほうが明るくなってきた。峠近くなるとよくある現象である。12時40分ようやく股峠に到着した。登り始めが10時45分、ほぼ2時間で到着だ。コースタイムによればバス停から休憩抜きで1時間40分だから、あの悪路を考えるとまあまあではないか。

ここから西岳まで一般コース選択で40分と掲示板に書いてある。その横には”急告”事故多発、慎重にとの物騒な注意書きまである。


どうしようかと迷ったが40分歩いてみて
その時点で山頂に到着しなかったなら、あきらめて引き返そうと決心し休憩もそこそこに西岳に向かって前進することにしました。

この時点で初めから登山見積もりが甘かったのかなあと薄々気がついた。

他人の山行の記録をPCで検索し参考にしたのが間違いでした。

【山爺のぼやき】

他人のブログのデーターは次の通り

坂本BS10:30→股峠11:25→東岳→股峠12:25→西岳13:15→魚尾道峠→坂本BS15:30


休憩抜きで股峠まで1時間40分の標準コースタイムをたったの55分で歩いている。(本当かね?)随分健脚だ。

 健脚にしては西岳までに時間が掛かっているがそこから先が2時間15分(休憩抜標準2時間40分)とまたやけに早い。データーを鵜呑みにしてしまった山爺の失策です。



急な樹林帯を登りますが例の落ち葉と雨のぬかるみが抜けていないのでやけに滑る。痩せ尾根なのでバランスを崩すと滑落し遭難必至だ。慎重に進まざるを得ない。当然時間もかかってしまう。

目の前に大きな岩壁が現われた。上級者はここを登るのかなあ。わしゃ無理だわい。いよいよ岩がごろごろ現れストックが邪魔になってきた。

しかしながら足元がすべるのでストックをしまうのもはばかられる。ストックを折り畳み手にブラ下げながら3点確保を心がけ慎重に足を進める。


と、目の前に鎖場付きの大きな岩が行く手を阻んでいる。この岩を横切らなければならないのだが山爺の胸辺りが岩の出っ張りに当たるので誠に具合が悪い。

腕だけで体を支えながら移動しなければならない。もちろんこの下は切れ落ちており手を離せば山爺は全巻の終わりである。

小鹿野町の観光課さ~ん。これハイキングのレベルじゃないよ。
それにしてもここは他の岩山と比べると鎖の数が極端に少ない。

ブログ書き込みや現場の注意書きによれば、ある登山家?達が二子山の上級コースを登ったとき、こんなに鎖をごてごて着けられては面白みがないし返って危険だ。
鎖やボルトが腐食したりして抜け落ちて事故になったら誰が責任をとるのかと曰ったらしい。で、ムッとしたこの山の管理関係者が大半を取っ払ってしまったらしい。

まったく、かっこつけて余計なクレームつけたもんだ。これだから自称登山家は嫌いである。

『俺は鎖なんかなくても登れるよ~』
と、自慢がしたいのだろうけれど、そんなに鎖が嫌いなら自分だけ別の場所を登ればいいだろう。ここ数年滑落事故が多発しているのはこのせいではないのか?、クレーマー達のうぬぼれた心無い我がまま要求にはあきれ返るばかりである。

注意深く更に登ってゆくと眼前にで~んと垂直の岩場が現われた。

最初真ん中にあるくぼみに足を入れようとしたが山爺の短い足ではまるで届かない。・・(´Д⊂ヽウェェェン

鎖を持って一旦左側により左足を足場に乗せてエイ!と立ち上がりそこから右足をもう一方の足場に乗せて移動するがその上には足場が無い。力任せに両腕のみで体を支え懸垂、漸く登り切った。登ったはいいがどうやって降りたらいいのだろう。参ったなあ。

どうやらブログに書いてあった2箇所の難所はクリアーしたらしい。

とはいえ険しい岩場がまだまだ続くことに変わりは無い。

漸く視界が開ける場所まで上がって来ました。ここまで来れば山頂まであと少しのはずですが・・・時計を見ると13時25分を指している。

14時までに股峠に戻らないと最終バスに乗れるかどうか分からない。何せ荒れた険しい山道だ。登りよりむしろ下りのほうが慎重さが要求され時間が掛かるかもしれない。残念だが後ろ髪惹かれる思いで引き返すことにする。山は逃げない。また来るさ!って、ここの再挑戦はどうかなあ。


しばし風景を眺め見納め?としました。先ほど苦労してクリアーした大岩を今度は下るのですが足場に足が届かなく何度もやり直しをしました。何せ下りは足元が見えません。高い所に登って降りられなくなった猫の気持ちが良く分かります。


漸く2箇所の難所を再び切り抜け一休みをしていると上のほうから1人登山者が降りてきました。やはり難所では苦労をしていたが渡り方は山爺より早くて上手い。岩場に手馴れているようだ。


『こんにちは、さっきこの上の案内板まで行ったのですが時間切れで引き返しました』
『なんだ、そこから5分~6分くらいで山頂ですよ』


あちゃ~残念だなあ。もう決めたんだから仕方が無いね。登山とは
 ・無事に下山するまでが登山・・・その通り!

・山ではごみと命は持ち帰り・・・含蓄のある格言だなあ。ゴミはともかく命はその辺に捨てては絶対に駄目です。後片付けが大変ですから。

ちなみに山頂付近の尾根道はこんな感じです。やはり引き返しが正解だったかな。こんな岩がごろごろしている所では還暦もとうに過ぎた爺にはふさわしくない山かも!。


その後もストックを前に出して支え、滑らないよう慎重に1歩1歩、足を前に出します。下山の時のスリップは即、転落事故につながるので絶対にやっては駄目です。慎重に下山を続けて14時ちょうど、無事股峠まで戻ってきました。


ここまで降りれば一安心です。急ぎ遅い昼食をとることにしました。

定番のおにぎり・サンドイッチとドリップ珈琲で慌ただしいなかにも、まったりした昼食を楽しみます。峠は山爺一人だけ、周りは静寂そのもので聞こえるのは鳥のさえずりと風の音だけ。

ここまでくればあと2時間もかからずBSに戻れるだろう。山爺至福のひと時です。

心も落ち着いたので14時25分、坂本バス停に向かって下山開始です。

登ってきたときは急いでいたので気がつかなかったが股峠付近はやや紅葉が進んでおりました。山頂付近はもっと綺麗だったんだろうなあ。と未練が残る一瞬でありました。

下山もこんなふうに落ち葉だらけで歩き難いことこの上なし。この中に潜んでいる折れた小枝が曲者で踏みつけるとコロの原理でズルっと行きます。剣呑、剣呑。

 小枝に注意しながら、うつむき加減で歩くのは首が疲れてしんどいです。

いつの間にか沢音が聞こえてきました。半分近く降りてきたようです。

荒れ果てた危なっかしい丸木橋が出てきました。『あれえ!こんな橋、往きにあったかなあ?』こんなバラバラでは危なくて渡れません。

下に降りて渡渉地点をさがして無事に渡り終えました。


 傾斜も緩やかになってきたので一安心、やや歩調を上げてひたすら下山します。
無事に民宿の上の登山口まで戻ることが出来ました。

車道を横断し再び山道に入ります。まだまだ油断は禁物、慎重に最後の下山再開です。

朝望んだ西岳が夕映に綺麗に見えました。う~ん、登りたかったなあ、残念です。



 山道をすべて通り抜け、里道に出ました。坂本BSへはもうすぐです。熊出没注意の看板が!、
『ここも、熊出るんかい』

いつものことながら、だからどう注意せいって言うんじゃ!熊さんこんばんは、って、ご機嫌取ればいいのかな?
16時11分、無事にバス停に降りてきました。日も落ち始めて気温は12℃を指しています。ちょっと寒くなってきました。

最終バスの時間まであと30分足らず、あのまま頂上を目指してもギリギリで間に合ったかもしれませんが慌てて下山することになり転倒その他で不測の事態が起こっていたかもしれません。

山は常に余裕を持って行動するのが鉄則です。

下手すると間に合わなかったかも?やはり引き返しは正解だった。・・・と自らを慰める山爺でありました。

【川柳】

・二子山 落石、難路に、締め出され。
・心無い 山屋に 安全取り去られ。
・クライマー クレイマーとは大違い。

秋晴れも、束の間 (秩父・二子山登山記)の項・・・完


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