アクセスカウンター

アクセスカウンター

2023年4月26日水曜日

厄除け大師様の牡丹園

 例年4月下旬はすがすがしい陽気の季節だ。ちまたの里山ではさぞや野草が咲き乱れているだろうと週末に出かける算段をしてザックにカメラを放り込み準備していた。ところが今日4/21(金)は各地で汗ばむような夏日、30度超の気温が出たところもあるという異常日。

では明日は?これがなんと気温が急降下、大陸の冷たい空気が入り込んで20℃に満たない予報だ。

こんな天気の場合は南の暖気と北の寒気が混じり合い黒雲が湧いて雷様のご降臨となるやも。君子(君子とは誰?)危うきに近寄らず、里山歩きは後日に延そう。

Googlemapを開いて”花の咲く寺院”と打ってみると西新井大師様の牡丹園がヒットした。西新井大師は若い頃より都心に向かうとき何十何百回も付近を通過しながらお参りしたことがない。東武西新井駅からひと区間の大師線というものにも乗ってみたいとかねがね思っていた。ここに決~めた。

土曜日は朝から寒い。服装選びが厄介だ。アウターは春の装いを選んだが日中も寒さが続いた場合の用心にインナーは裏起毛の下着を着込むことにした。


晴れの予報だったが天上はどんより曇って肌寒い。インナー選び大正解だった。しかし、車内は昨日の影響で皆さん夏模様、半袖の御仁もいる。アウター装いも正解だった。冬の装いで乗り込んだら山爺一人が浮いていた。春の装い、これまた正解。

東武西新井駅で下車、この駅は乗り継ぎでホームに降りたことは幾度となくあるが下車したのは初めてだ。パスモで改札口通過?、あれぇ、大師線って東武鉄道の経営じゃなかったのかな。なぜ?ここに改札口が?。

大師線ホームで待つこと数分、3両編成のレトロな電車が入ってきた。電車は頻繁に出ているようですぐに出発だ。


走り出したと思ったらほどなく西新井大師前駅に着いた。改札が見えたのでパスモカードを準備、ゲートチェックをしようと思い魂消た。自動改札がない!!。係員もいな~い。あらら、と思う間もなく場外に出てしまった。どうしたことだ、え、え?西新井駅からお大師様間ってタダなのか。だから西新井駅で改札受けたんだ。人手かけるより無人の方が・・・損して得取れとはこのことか。驚いたなあ、こんな経営方法もあるんですね。

駅を出て右に歩くこと数分、大きな門が見えました。お大師さまの入口です。その門前に目指す牡丹園があります。え~と?入場料はどこで払えば?え、受付がないぞ!、ここも無料なのか?。まいっちゃうねえ。西新井大師牡丹園花祭りと銘打っていたので、てっきり有料かと思いきやここでも無料入場とは・・西新井大師様『惚れてまうで~!』 先年、上野の某寺院訪れた時の牡丹園は確か¥500ほど散財した覚えが
・・・(゚д゚lll)


おお、今を盛りに牡丹が咲き誇ってます。

今日はニコン一眼レフ(D50 NIKKOR AF70--210mm) 持参しての撮影です。

曇り空で撮影条件はイマイチですが。とくとご覧あれ。










道端に可憐な花が咲いてます。

厚化粧の年増女(牡丹の花)ばかりに見とれてないで私を見てよと言わんばかり。

のちほど調べたらアッツザクラ?のようです。

さて、これだけタダで目の保養させていただいたのだからお大師様にお参りしてお賽銭を弾まなければ。・・実はこれがお大師の深謀遠慮だったりして。・・・(^^♪

門前店が立ち並ぶ路地から回ってみます。

レトロなお店がずらりと並んでます。

歩いているのは外国人が多く日本人の姿はまばらです。(^_^;)
 立派な山門が現れました。左右には阿吽の像が門番してます。


中に入ると右手が池で藤の花が咲いてました。当然ながらここも無料・・。山門に藤の花、いいですねえ。(iphoneで撮影)

塩地蔵さまという仏様です。お地蔵さまにイボ・その他の病の治癒を願かけし、足元の塩をもらって帰るんだそうで、治癒したら倍返し。珍しい願掛け地蔵さまですね。塩が無くならないところを見ると霊験あらたかなのかもね。 )^o^(



山匝堂(さんそうどう)というお堂があります。

ここをお参りすれば諸国の霊場、諸仏を巡拝したのと同じご利益があるとされる誠に都合の良いお堂であります。こういうの作られては他の霊場・仏閣の営業妨害になるのでは?

まあ、昔は諸国行脚もままならなかったからこのような機会を設けて庶民の心を和ませたんでしょうねえ。

本堂の右側に鳥居があるので行ってみるとお稲荷さまです。

多くの人が参拝しています。どんなご利益があるのかなあ。





立て看板にでかでかと出世稲荷大明神と書いてあります。五穀豊穣の神様がルーツで西新井大師様の鎮守様でもあるようです。なるほど多くの人が立身出世を願って参拝するわけだ。

山爺は残念ながら古稀もとうに過ぎ出世とは無縁ながら五穀豊穣の神様なら縁起が良い。家内安全・福よ来いと祈願し賽銭を弾む。













さて、大師様の本堂にお参りし厄除け祈願をしてこよう。

本堂から山門方向を眺める。なかなか良い眺めです。藤棚の藤が綺麗ですなあ。







さてお参りも済んだし。お札でもいただいて帰ろうか。

色々あって迷った。ぼけ封じ、¥500
いいね、これにしようか。まだ、ボケには早いかな? (^_^;)

ここは厄除け大師様、ここが得意とするご利益の厄除けお守り¥800としよう。

お守りを買い終わり歩き出してふと、思った。『自分だけ厄除けを願うのは因業かなあ』ここはカミさんの分も買ってやろうと思い直し再び売り場へ・・・

【川柳】
・お大師は すでにご利益 ロハ電車    ・・・あんなでかい乗り物タダにするとは
・お大師の ご利益 異人に持ち去られ   ・・・参拝者の多くが異人さんです。
・守札 妻の分もと 買い戻り       ・・・自分ばかり厄除けは身勝手でしぶしぶ

*****************

①ここに掲載されたルポや川柳の著作権は作者(日暮道長)にあります。
②作者以外の方による無断転載は禁止で、行った場合、著作権法の違反となります。

読後の感想をコメントまたはメールしていただけると幸いです