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2016年9月21日水曜日

笠取山に行こうと思います

9月30日~10月1日にかけて笠取山に行こうと思っています。30日早朝に埼玉の我が家を出て山梨県の塩山からバスで西沢渓谷手前の新地平で下車、一路笠取小屋を目指します。

この小屋は金曜には番人は不在だが小屋は開放してくれており布団・毛布も使用可能なのだそうです。もちろん有料ですが、料金箱へ寸志を入れればよいことになっております。東北の朝日連峰や飯豊連峰の無人小屋に泊り、料金箱に寸志を入れた体験をしましたが、人の善意を信じて疑わない日本人ならではの仕組みがここにもまだ存在しているようです。

30日は今務めている職場の契約が切れて失職する日でもあります。

職場は自宅の近傍にある公共施設で、施設管理と営繕が主な仕事で1年半前から勤めております。自宅から徒歩7分と究極の通勤状況が気に入っておりましたが先月いきなりここでの契約延長はなしと告げられ、欠員が出た(本当かどうか)ほかの市にある施設に転勤するよう告げられました。

転勤場所は自宅から30~40分ほどの場所ですが駅から離れており車通勤でないと無理な場所です。しかも広大なスポーツ施設で業務負担もこれまでの職場とは大違い、天国と地獄位の差がありそうです。行くか、いやなら解雇でほかの選択肢はありません。

しかも山爺の意思なぞ、お構いなく後任者の募集広告をさっさと載せて採用するという手際の良さには呆れてしまいました。本来なら欠員がでた職場で募集すべきなのに。

しかも転勤先の勤務内容の説明は『あんたが行く意思があれば説明する』ということで全然ありません。どうもおかしな成り行きです。山爺を今の職場から追い出そうとすることが本当の目的で後はどうでもよいといった雰囲気がむんむんしています。なぜ追い出そうとするのか明確な理由が思い当たりません。

思い当たることは入社時、古株のご仁(職場は私含め3人しかいない・・そのうちの一人)からこんなことを言われたことを思い出しました。『少ない人数でローテーションを組んでいるので意思疎通がうまくできない人は雇止め(解雇)することもあります。』と、つまり、この人と仲良くできない人は駄目ということです。

また日頃こんなことも言われ続けました。『市の課員から言われたこと以外は絶対するな・余計なことに手を出してはいけない・課員とあまり仲良くするな、距離を置け』・・・と!また山爺に対して『どうもあなたは設備管理というものがまだ理解できてないようだ』・・だって。偉そうに!・・・あんたには言われたくないなぁ。

人に言われる前に自主的に動く、また人との和を大切にする考えが普通だった、かつての職場とはまるで正反対な考え方です。また、毎日屋上の施設点検に垂直はしごを5m登る業務がありますが・・・業務自体が毎日やる必要性のないどうでもいいないよう無駄な内容で仕事のための仕事。・・・命綱も着けずに登るので、『結構危ないですね』と言うと『大丈夫、今まで落ちた人はいません』との返答!これには目が点になり笑えませんでした。安全に関するそのほかの考え方もピントがずれまくっています。考え方が山爺とはまるで合いません。違和感だらけです。

そんなこんなで1年半一緒に仕事したけれど、未だこの古株のご仁とは親近感がわかないでいました。山爺は大抵の人と仲良くなる自信があるのですが、この人だけはどうもさっぱり馴染めません。・・・まあこの辺が雇止めの理由なのではと勝手に思ってます。・・・しかし、それにしてもこの人と気の合う人なんて世の中にいるんだろうか?

山爺が入社する前の人も1年くらいで辞めているが、この人もそんな理由で辞めさせられたのかなぁ。・・と妄想が湧いてきます。もし山爺の誤解ならごめんなさいだが、本当にそれが理由なら横暴極まりない話です。・・詳しい説明がないからこんな妄想が起きるのであって、まったく。なんだかなぁ(阿藤節)

これまで大手家電会社、大手自動車部品会社に在職していましたがいずれの会社も人の移動などの人事管理はそれなりの手順をきちんと踏んで行われていたのでそれが当たり前と思っていました。今回のようないい加減なひどい扱いは受けたことがありません。派遣会社の労務管理のでたらめぶりは噂ではよく耳にしていましたが、いざ自分の身にふりかかると腹立たしいことと言ったらありません。ヽ(`Д´)ノプンプン

山爺のような団塊世代は掃いて捨てるほどいるので派遣会社としては買い手市場で人を使い放題なんだろうなぁ。まさに資本主義の犠牲者だね・・・安倍総理!なんとかせいや、一般労働の派遣制度は絶対やめるべきだよ。誰が悪いんだ?。たしか小泉純一郎の親爺が聖域なき構造改革とかなんとか言って規制緩和に踏み切ったのではないかと思うが?まあ当時は円高の真っ最中で労働条件を緩和しないと不況を理由に企業が慎重でなかなか雇用に踏み切れないでいた状況下にあったことも事実ですがねぇ・・・

低賃金で働かされ身分保証があやふやな何100万?という若者や中高年が、いい加減な経営者に振り回されどれだけ犠牲となり泣いていることか。3年勤務で正社員登用?するわけがない。別の人を募集して、おしまいだよ。

んな訳で気晴らしに山でも行こうと思い立ちました。笠取山は以前から計画している山でした。その理由は、①山の形が面白い。②分水嶺という場所がある③水場のある山小屋が近くにある、ことによります。分水嶺とはつまり、ここに降った雨は山梨(笛吹川)・秩父(荒川)・東京(多摩川)の3方向へ分かれるんだとか。ここで立小便すると山爺のナニは3方向に流れてゆくんですなぁ。(高笑)(^0^)

平日(金)泊りなので小屋番はいないようですが、小屋開放というのも魅力ではあります。
布団もいっぱいあります。
 
 笠取小屋情報

自宅電話 0533-33-9888
携帯 々  090-8581-9119

2食付き:¥7000(団体6人以上のみ)素泊まり寝具付き¥4000
http://kasatorikoya.com/

数年前に秩父の両神山へ行ったときに利用した清滝小屋も無人でした。その時の宿泊者はなんと山爺1人っきりでした。最初のうちは気楽でいいやと思っていましたが夜が更けてくると気味が悪いったらありゃしない。ラジオを鳴らし、お酒をガンガンやりその力を借りても真っ暗闇のなかでの一人はあまり気持ちのいいものではありません。

長時間点灯可能なように電池ボックスとLEDランプを組み合わせた手作り照明を予め用意し夜通し点けていましたが薄暗くて視界が隅まで届きません。

ぶら下がっていた箒を人の顔と見間違えてドキッとさせられたり、窓に自分の影が映っているのを誰か居る!と思ったりで、くつろぐどころではありません。暗闇はあかんて!・・・江戸時代はろくな照明がなかったから妖怪体験もさも有りなん!と妙に納得しました。

深夜になると女の悲鳴のような獣の鳴き声も聞こえたりして20mほど離れたトイレに行くのもかなりの覚悟が必要です。・・後日、大菩薩嶺の丸川荘に宿泊したときに山小屋の親爺にその話をしたら『ああそれは多分雄鹿が雌鹿を誘惑するときの鳴き声だ』と教えてくれました。

お酒の後遺症で何度もトイレ往復!終いには雨が降っているのをいいことに山荘の裏で小用を失敬してしまいました。・・・笠取小屋のトイレもきれいなようだが離れていそうです。・・・先行き不安!
  

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両神山にある清滝山荘です。こんな立派な山荘が無料(料金箱なし)で解放です。中もきれいに整理され屋根付き自炊場も完備、なんとトイレには紙もある・・小鹿野町観光課エライ!一度行かれるといいですよ・・ただしここは寝具はないから必携。

   小鹿野町産業観光課 
 電話 0494-79-1100

両神山での体験があるので、また一人切だったらどうしようかな・・・ここ笠取山も健脚者は日帰り可能だからなあ・・・でも奥秩父縦走路の途上にあり水場もあるから誰かいるよ絶対に・・・不安と期待(また不思議体験が出来る)が入り混じった心境でいます。

笠取山に行こうと思います・・・完