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2016年8月31日水曜日

東京散歩・浅草サンバカーニバル



騒々しいオリンピックがようやく終わり清々している。史上最高のメダル獲得とかでマスコミも舞い上がってしまい、期間中どこのTVチャンネルを回しても、取った取ったと大騒ぎ、所詮は世界規模の運動会で入賞しただけではないか、そんなに報道価値があるのかいな?とあきれてしまう。

期間中MLBでイチローが3000本安打の偉業を達成したのに、このバカ騒ぎに巻き込まれ、かすれてしまったのは残念であった。オリンピック以外に報道することがないのかいなと疑問に思ったのは山爺だけではないと思う。

オリンピックの報道に限らず、最近の民放は番組制作予算が少ないせいなのか安易な番組編成に走る傾向が多々あると日頃から思っている。クイズ番組は雑学が学べるので勉強になり好きであったが最近はクイズ番組とは名ばかりで、漢字の読み書きや、くだらないアンケート調査結果を出題するなど安易な内容でお茶を濁している。視聴者を小ばかにするのもいい加減にせい!と言いたい。

8月27日(土)に都内へ出かけた。たいした用事はないのであるが、時代遅れの山爺にならないように月に一度くらいは都内の空気に触れ見分を広めるようにしている。出かけるきっかけは博物館での興味ある催しがある時などが多いが、今回のおもな目的は格安散髪屋に立ち寄り散髪をすることにある。

この日はほかにも隠れた目的がある。浅草でサンバカーニバルが午後1時から開催予定なので目の保養のため行ってみることにする。・・敵は本能寺にあり!本当の目的はそちらである。\(^0^)/

出かけるとまず、神田神保町を訪れ文庫本の古本漁りを楽しむ、今日日、文庫本は若者の本離れが進んで発行部数が減ったせいか新文庫本の価格が上がったことと言ったらない。

もともと本を読むことは好きではあったが、数多く本を読み始めたきっかけは、社会人となり遠距離通勤が始まったことによる。

往復の時間つぶしに車内で本を読む習慣が付いて今に至っている。今でもカバンの中には常に文庫本入れて持ち歩くのが習慣となっている。こうしないと落ち着かず、ちょっと暇が出来ると引っ張り出して読んだりしている。多いときは月に3~4冊は読み終えてしまう。

そんなわけで、いちいち新文庫本を買っていたのでは懐具合の寂しい山爺としては新書は不経済なのである。神保町界隈で古文庫本を購入すれば7~8冊まとめ買いしても¥1000でお釣りがくる。まことにありがたい存在であるが、最近では、その古本屋も古文書専門店以外は閉店してゆくお店がチラホラで寂しい限りである。

神保町界隈はスポーツ店が多いのも特徴の一つで、お店を覗いて最新の山用品やゴルフ用品を観察して情報を得るようにしている。お店には悪いが情報を収集するだけで(見るだけ)小物以外ほとんど購入することはない。のちほどネット通販でまったく同じ用品か似たようなものを探して格安で購入してしまうのである。山ブームのあおりで山用品が高騰している?(山爺の偏見かな)昨今、慢性金欠病を患っている山爺のささやかな知恵です。・・・・悪知恵ですなぁ。(高笑)

今回は携帯コンロのガスボンベを1個購入した。こういうものは逆に大量買いしないと送料がかかり通販の方が割高になってしまいます。かと言ってそんなに大量のボンベは必要ないしね。

神保町を散歩しながら、いつものようにそのまま秋葉原方面に向かう。

秋葉原も好きな街のひとつであり都内に来る度に頻繁に訪れ、PC関連用品を探したり、ディスカウント掘り出し品などを見つけては懲りずに買い求めたりしている。ここにいると2~3時間はあっと言う間に過ぎてしまう。

昔はここを訪れる人は家電品購入目的の家族連れ以外は電子機器組み立てマニアなどが寄り付く場所で、いかにもお利口そうな人相の人しかいなかったが、今はどうだろう。オタクぽいのがウロウロ、外国人多数、メイド風な女子がチラシをくばったりと、まことに風変りな嘆かわしい街に変貌してしまった。・・・どこからともなく、♪ おいしくな~れ、おいしくな~れ、萌え~。という声が聞こえてくることがある。そんな声を聴くと魂を吸い取られたように全身の力が抜けてゆく。・・なんのこっちゃ?山爺にはわからん。こんなことでいいのか日本!


そろそろサンバ開始の時間なので浅草に銀座線で移動する。

13時ちょうどに浅草に戻った。右の写真は10時に浅草に着いたときに先に撮っておいた画像だが開始3時間前なのにすでに数多くの人が場所取りで歩道に座り込んでいる。・・・皆さま大変ご苦労様です。

カーニバルは今年で第35回目だそうです。ずいぶん昔からやっているんですね。山爺が最初に見たのは5~6年位前かな、今年は3回目の見学となります。

浅草サンバにもやはり決り事があり、チームは
S1リーグとS2リーグの二つに分類されているんだそうです。

ちなみにS1チームは編成人員150~300名 S2は30~150名が基準だそうな。演技成績次第でS1からの降格やS2からの昇格もあるんだとか!

いやぁ、Jリーグ並みなんですなぁ。出場枠は総勢20チームまでだそうで、狭き門なんですなぁここも。・・・と妙に感心する山爺であった。

今年はS1が9チームS2が8チーム参加します。去年S2の下位順、S1の下位順でパレードが繰り広げられるのだそうです。

馬道通りがスタートなのでそこに向かおうとしますが、すでに人また人で動きが取れない。ようやく隙間を見つけてパレードを待つ。

ドンチャカ、ドンチャカ音楽が鳴り響いてきた。パレードの先頭はここしか出番がない実行委員陣、次が地元消防署のパレードだ。

立派なズームカメラを携えているおっさんが山爺の周辺に数多くいるが、撮影する物好きは、ほとんどおらずカメラは動かない。勿論、山爺も動かない。

いつもはこの時期、猛暑の中でパレードをすることが多いので背中にタンクを背負った消防隊員が噴霧器で水をまきながらパレードし群衆から感謝されるのであるが、今日は曇りで、肌寒いくらいの陽気なので噴霧隊の出番はない。

その替わり、シャボン玉みたいな物体を道路いっぱいにまき散らしながら行進している。山爺のカメラは安物だから平気だけれど高級カメラを構えている人々はレンズやボディにシャボン玉がくっつき被災したのでは?シャボン玉はいかんなぁ!ご愁傷さまです。

続いて田原小学校のブラスバンドと旗振り隊のパレード、これもカメラ放列はほとんど動ず。さらに浅草小学校の鼓笛隊、群衆の中から〇〇ちゃ~んの声援は飛ぶが、カメラ群の動きは鈍い。

そして、来ました来ました、お待ちかね。すさまじい大音響とともにS2チームがやってきました。一斉にカメラ群に動きが起きます。いやぁ、現金なものだね。この親爺ども!目的は同じかいな、しかし200mm以上のズームで何を狙っているんだろう、このスケベ親爺ども!なんてね。・・山爺もその中の一人ではあるけれど。・・・いかん・いかん(笠智衆の口調で)やましい気持ちでいては、衣装やパレード車の飾りつけも見なくては、なんてことは思いません。やはりダンサーの動きが気になります。

後ろのおっさんが撮影に夢中になり山爺の頭越しにズームレンズを動かすので山爺の頭に何度もゴツンゴツンとぶつかります。にらみつけると小さな声で『すいません』 しかし新しいチームが来る度に夢中になり、また、ゴツン、反省の色が全くない。思い切り背伸びし撮影の邪魔してやろうか!・・と思ったけれど、このおっさんだって久方ぶりで出てきたのかもしれないと思い直し、我慢することにした。心が広いねぇ山爺は!

しかし6~7年前に見た頃は助っ人外人ダンサーが多くこちらは露出度抜群で動きもさすがでした。一方の日本人ダンサーは衣装が地味で(露出度が少ない)動きもおとなしいと記憶していたけれど今年のダンサーは衣装も派手(露出度)になり、動きも自信に満ちています。群衆のそばまでわざわざ近づき大サービス、明らかに見せることを意識している感じがしました。

う~んいいねぇ。 \(^0^)/  次から次へとダンサーが通過してゆきます。大いに目の保養が出来ました。これで見学料無料とは堪りませんなあ!主催者は要所要所に大会支援の料金箱を設けたらどうですか。ご協力いたしますよ。(笑)

 ちなみにS1優勝チームは第1回大会から出場している仲見世バルバロスというチームが優勝したようです。・・左画像参照


団塊世代のご同輩諸兄も家で縮込まっていないで来年は目の保養に是非見学に訪れてみてはいかがでしょうか。若返りますよ。

ピン芸人のセリフをではありませんが。・・・『連れ込むには遅すぎる。だが老け込むには早すぎます』 ってか。     ヽ(^ε^)Y

東京散歩・浅草サンバカーニバル・・完