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2020年8月14日金曜日

ソロキャンプを始めよう


 数少ない読者の皆様、残暑お見舞い申し上げます。

世界でも希な高温・高湿の日本の夏、これでコロナウイルスめが滅亡するとささやかな期待をしていたが望みは叶えられなかった。

流行の初めに粗忽者が若者は罹患しても軽症で済むなんて与太を言うものだから能天気な若者が3密を破ってキャバクラ・ホストクラブ・カラオケ三昧でクラスター現象を引き起し再びコロナウイルスの感染者が増加傾向にある。

人間の記憶というものは最初に入力された記憶が優先されると、なかなか入れ替わらないものらしい。特に自分に有利な記憶は正常性バイアスが働き、なかなか消えるものじゃない。

【山爺の一言メモ】

正常性バイアス

災害などで目の前に危険が迫っていても、正常な日常生活の延長線上の出来事として捉えて、「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」「どうせ大したことない」などと考えてしまう人間の心理的な傾向のこと。皆様も思い当たることがありませんか。かつて山爺がリストラ騒ぎに巻き込まれた時も、うちの事業所は大丈夫とか、遠方事業所に転勤するのではなく近隣の系列会社が引き取る、などの偽の情報が流れたが、あれも今考えると正常性バイアスだったんだなあ。

政府もまさかコロナウイルスがここまで蔓延するとは思いもよらず、いらぬ心配を国民にかけさせまいとコロナウイルスに罹っても重篤者になるのは高齢者と公表したのが裏目に出てしまった。

折しも夏山のシーズンだが山小屋も閉鎖しているところが多い。営業していてもタコ部屋は使わず個室を使用、素泊まり(食事なしの寝るだけ)¥8000などと法外な価格を平然と掲げている小屋もある。阿呆らしくて行く気にもなれない。

山爺のブログは主に紀行文を書いて成り立っている。こうも閉門蟄居が長引いていたのでは書く事がないので商売にならない。困ったもんである。


最近ソロキャンプが静かなブームになって
いるらしい。

ヒロシという芸人がBS放送でその模様を流しているのを何度か見たことがある。

そうだ、キャンプなら3密に該当しないではないか。テント担いで山に登れば山小屋高騰、何するものぞ。

そんな訳で思い立ったが吉日、まずはソロキャンプから始めてみよう。

それにしても古希も過ぎた分際で今からテントその他を買い揃えるとは・・なんだかなあ・・・あと何回使うんだ・・・自問自答に苛まれた。

数年前にピッケルを、つい先だっては革製登山靴を購入と自問自答しっぱなしの山爺であります。

テントは以前は数万円もしたが(今でも良いものは数万円はします)今は made in china のものが広く出回っており安いものは¥2000からある。小道具その他を含め予算を1万円、総重量3kgと決めてネット検索し買い集め始めた。

昨今のキャンプは車利用のオートキャンプが主流だ。テントサイトにAC電源や水道完備なんてところもざらで家庭で使う炊飯器やポット持ち込んでキャンプする人々も多い。

これは本末転倒で、もはやキャンプとは言わない。本来キャンプとは山野に分け入り大自然のなかで不便を克服し野営することにある。

交通機関利用のキャンプの場合、最も重視するのは重量だ。椅子・テーブル含めて3kg以内に収めたい。買い集めたものは上の右表の通りだ。重量・予算とも足が出てしまったが仕方がない。

手に入れたテントは安いながらインナーとアウターに分けれており雨天でも安心である。居住スペースは2m×1mあるので一人で寝るには十分な広さがある。

左画像はミニタープ(簡易屋根)で、これで居間に当た空間を作るつもりだ。重量150g極めて軽くてコンパクト。いいもの見つけた。

下のツールはペグを打つハンマーだがペンチやのこぎり・ドライバー・ナイフ・栓抜きにもなる万能ツール、これで¥780だから恐れ入る。


折りたたみ椅子はヤフーオークションで¥2000(他では送料込¥3500位)で手に入れた。オークションといっても業者が出品の在庫処分で新品だ。

890gと少々重いのだが寄り掛かれる構造なのでのんびり座って過ごせる。ソロキャンプでは欠かせないツールだ。

送金はしたがお盆休暇に入ったのか、未だ到着しない。(14日に届いた。ロゴ印刷方向や取り付けにやや難があるが China quality と思えば腹も立たない。座り心地は極めて良い。強度が心配ではある。)


ザックに入る小さなテーブルの良いものがネットで見つからない。ない物は作るしかないだろう。

ホームセンターで材料を物色し製作したのが右図のテーブルだ。材料費だけで¥1400かかつた。やはり手作りは高くつく、変な世の中だなあ。

半分に畳める構造にしたので見事ザックに収納。足の素材をケチったので強度に不安があるが一人で使うので No Problem!!

さて、どこに行こうか、ソロキャンプ。手始めに秩父の清流にでもGoToキャンペーンだ。




【狂歌】

・古希も過ぎ 歳を思えと諭されど 人は人なり 我は我なり

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2020年7月1日水曜日

初夏の花々撮影・・足利フラワーパークにて

中古ではあるが天下のニコン一眼デジタルカメラを手に入れたことは先に述べた。ズームレンズもAF28~80mm・AF70~210mmと二本入手したので装備も万端、整った。


試し撮りがしたくて仕方がないが、時節は折しも梅雨の真っ最中で天候は連日の雨模様でくすぶっている。

天気予報を見続けていたら6月29日(月)だけが梅雨の狭間で晴天とある。いざ撮影じゃあ、どこへ行こうかのう。


山はどうかな?。しかしながら連日のコロナ渦で外出自粛が祟り足腰は弱り、体力も限りなく落ちているので自信喪失。高温多湿の中で、いきなり低山歩きは熱中症が怖いので却下。


我が家からさほど遠くない所に足利フラワーパークとういテーマパークがある。以前から訪れて見たいものだと思っていた。そうだ、そこに行ってみよう。

29日は朝からピーカンの晴天、日差しが痛いくらいだ。佐野駅で両毛線に乗り換えて足利方面へ2駅目、その名もあしかがフラワー駅というのが2018年4月に新設された。ここで下車する。


両毛線は押し並べてレトロ感の漂う古めかしい駅ばかりが多いが最近設置のここだけはモダンな造りだ。

さりながら予算不足なのだろうか、ホームに休憩用の椅子が一つもない。プラットホームは高所に設置されているのだが道路に降りるまで長い階段を降りなければならない。


観光地には定番のエスカレーターやエレベーターがないのである。身障者や幼児・老人をまったく無視しての作りなのだ。第一に無人駅だ。

さすがテーマパークとは縁もゆかりもないJRさん、やることに抜け目がなく素っ気がない。



駅を降りてから正面ゲートまでがまた遠い、5~600mは歩かなければならない。(西ゲートが近いのだが生憎この日は閉鎖)チケット販売所に着く頃にはいい加減疲れ
た。




ここ足利フラワーパークは入場料金の設定が面白い。花の咲き具合により¥500~¥1400と変則になるのだ。本日は料金下限の¥500で入場できた。これはめでたいな。


園内に入るといきなり花・花・花でいっぱいだ。そりゃあフラワーパークだもん、当たり前か。

入場者は平日なのでまばら、フラワーパークさんには気の毒だが3密とは無縁の状態、これはいいね、安心して園内を闊歩できる。

今日のお目当ては花菖蒲と紫陽花、バラだ。まずは花菖蒲へ・・思っていたよりまばらな開花状態だが、咲き具合は盛りの状態であった。





次は紫陽花。色々な種類がそろい踏みで咲いており、見事でした。くどい様ですが、さすがはニコンカメラです。見事に色彩を再現してくれます。雑誌に載っている絵とさほど変わらない?・・・と自惚れてます。



やはりカメラは腕ではなく機器によるのだなあと改めて実感した次第であります。ことカメラに関しては弘法カメラを選ばずとはいかないのです。












さて、バラ園はどこだ、園内をウロウロしていたら鮮やかなユリ群が咲いている場所に出くわした。

なんとまあ、あでやかな色具合だろうか。




 素晴らしいグラデーションだ。

そういえば、ニッコウキスゲもそろそろ旬だなあ。今年は重いカメラぶら下げて日光へでも出かけてみようかなあ。











バラは・・あった、あった。

バラが咲いた、バラが咲いた・・そんな歌があったなあ。

よくよく考えると実に陳腐な歌詞の歌だったが、ご当人あれで有名になったんだから人間、何が幸いするかわかったもんじゃない。バラが咲いた・・それがどうした。


山爺は元々この歌はよう歌わんかったけれど、何であんな歌がヒットしたのか今持って謎だ。

さくらの花なんて歌もあったなあ。あれもひどい。裏声ひっくり返して歌いまくる、とても人前で歌う技量ではないんだが臆面もなく芸術家気取りで身振り手振りを混じえ堂々と歌いまくる。親の七光りここにあり。


あの歌、聞くたびにワシの喉が釣られてひっくり返ってしまう。ゆっくりお茶も飲めないではないか。最近はあまり流れなくなって安堵しているが毎年桜の咲く時期になると何処からともなく流れてくから油断がならない。


 園内のバラ達は陳腐なフォークソングと違い期待を裏切らない様相でした。これだけ育てるのは容易じゃないだろうなあ。

物愚作冠者の山爺にはとても、とても育てられもんじゃありまへんなあ。水くれるの忘れて枯らしちまう。¥500でこれだけ見事なバラが見られるのだから日夜手入れしているスタッフの方々に感謝、感謝です。




さて、取り合えず、今日の目標の花々はカメラに収めたゾ。

あとはおまけを見ることにしよう。園内は広い、まだ色々な花々が咲いてます。






クレマチスという花が見頃でした。



 咲き遅れ?の睡蓮も1輪だけ咲いてました。
園内で見つけたタコさんウインナー?のモニュメント。誰が作ったんでしょう。ユーモアのあるご仁です。

 他にも小さな花が沢山、道端に咲いていました。

これが山道に咲いていたら1輪でも感動ものですが園内には、ど派手に咲き誇る大型花が沢山あります。彼らに隠れて可憐な花は目立ちません。












初めて訪れた足利フラワーパークでしたが期待以上の成果が得られました。春の藤や石楠花、秋の桔梗など見ごたえがあるんだろうなあ。お手軽な楽しみがまたひとつ増えました。


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