世界でも希な高温・高湿の日本の夏、これでコロナウイルスめが滅亡するとささやかな期待をしていたが望みは叶えられなかった。
流行の初めに粗忽者が若者は罹患しても軽症で済むなんて与太を言うものだから能天気な若者が3密を破ってキャバクラ・ホストクラブ・カラオケ三昧でクラスター現象を引き起し再びコロナウイルスの感染者が増加傾向にある。
人間の記憶というものは最初に入力された記憶が優先されると、なかなか入れ替わらないものらしい。特に自分に有利な記憶は正常性バイアスが働き、なかなか消えるものじゃない。
【山爺の一言メモ】
正常性バイアス
災害などで目の前に危険が迫っていても、正常な日常生活の延長線上の出来事として捉えて、「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」「どうせ大したことない」などと考えてしまう人間の心理的な傾向のこと。皆様も思い当たることがありませんか。かつて山爺がリストラ騒ぎに巻き込まれた時も、うちの事業所は大丈夫とか、遠方事業所に転勤するのではなく近隣の系列会社が引き取る、などの偽の情報が流れたが、あれも今考えると正常性バイアスだったんだなあ。
政府もまさかコロナウイルスがここまで蔓延するとは思いもよらず、いらぬ心配を国民にかけさせまいとコロナウイルスに罹っても重篤者になるのは高齢者と公表したのが裏目に出てしまった。
折しも夏山のシーズンだが山小屋も閉鎖しているところが多い。営業していてもタコ部屋は使わず個室を使用、素泊まり(食事なしの寝るだけ)¥8000などと法外な価格を平然と掲げている小屋もある。阿呆らしくて行く気にもなれない。
山爺のブログは主に紀行文を書いて成り立っている。こうも閉門蟄居が長引いていたのでは書く事がないので商売にならない。困ったもんである。
最近ソロキャンプが静かなブームになっているらしい。
ヒロシという芸人がBS放送でその模様を流しているのを何度か見たことがある。
そうだ、キャンプなら3密に該当しないではないか。テント担いで山に登れば山小屋高騰、何するものぞ。
そんな訳で思い立ったが吉日、まずはソロキャンプから始めてみよう。
それにしても古希も過ぎた分際で今からテントその他を買い揃えるとは・・なんだかなあ・・・あと何回使うんだ・・・自問自答に苛まれた。
数年前にピッケルを、つい先だっては革製登山靴を購入と自問自答しっぱなしの山爺であります。
テントは以前は数万円もしたが(今でも良いものは数万円はします)今は made in china のものが広く出回っており安いものは¥2000からある。小道具その他を含め予算を1万円、総重量3kgと決めてネット検索し買い集め始めた。
昨今のキャンプは車利用のオートキャンプが主流だ。テントサイトにAC電源や水道完備なんてところもざらで家庭で使う炊飯器やポット持ち込んでキャンプする人々も多い。
これは本末転倒で、もはやキャンプとは言わない。本来キャンプとは山野に分け入り大自然のなかで不便を克服し野営することにある。
交通機関利用のキャンプの場合、最も重視するのは重量だ。椅子・テーブル含めて3kg以内に収めたい。買い集めたものは上の右表の通りだ。重量・予算とも足が出てしまったが仕方がない。
手に入れたテントは安いながらインナーとアウターに分けれており雨天でも安心である。居住スペースは2m×1mあるので一人で寝るには十分な広さがある。
左画像はミニタープ(簡易屋根)で、これで居間に当た空間を作るつもりだ。重量150g極めて軽くてコンパクト。いいもの見つけた。下のツールはペグを打つハンマーだがペンチやのこぎり・ドライバー・ナイフ・栓抜きにもなる万能ツール、これで¥780だから恐れ入る。折りたたみ椅子はヤフーオークションで¥2000(他では送料込¥3500位)で手に入れた。オークションといっても業者が出品の在庫処分で新品だ。
890gと少々重いのだが寄り掛かれる構造なのでのんびり座って過ごせる。ソロキャンプでは欠かせないツールだ。
送金はしたがお盆休暇に入ったのか、未だ到着しない。(14日に届いた。ロゴ印刷方向や取り付けにやや難があるが China quality と思えば腹も立たない。座り心地は極めて良い。強度が心配ではある。)
ザックに入る小さなテーブルの良いものがネットで見つからない。ない物は作るしかないだろう。
ホームセンターで材料を物色し製作したのが右図のテーブルだ。材料費だけで¥1400かかつた。やはり手作りは高くつく、変な世の中だなあ。
半分に畳める構造にしたので見事ザックに収納。足の素材をケチったので強度に不安があるが一人で使うので No Problem!!
さて、どこに行こうか、ソロキャンプ。手始めに秩父の清流にでもGoToキャンペーンだ。
【狂歌】
・古希も過ぎ 歳を思えと諭されど 人は人なり 我は我なり
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