試し撮りがしたくて仕方がないが、時節は折しも梅雨の真っ最中で天候は連日の雨模様でくすぶっている。
天気予報を見続けていたら6月29日(月)だけが梅雨の狭間で晴天とある。いざ撮影じゃあ、どこへ行こうかのう。
山はどうかな?。しかしながら連日のコロナ渦で外出自粛が祟り足腰は弱り、体力も限りなく落ちているので自信喪失。高温多湿の中で、いきなり低山歩きは熱中症が怖いので却下。
我が家からさほど遠くない所に足利フラワーパークとういテーマパークがある。以前から訪れて見たいものだと思っていた。そうだ、そこに行ってみよう。
29日は朝からピーカンの晴天、日差しが痛いくらいだ。佐野駅で両毛線に乗り換えて足利方面へ2駅目、その名もあしかがフラワー駅というのが2018年4月に新設された。ここで下車する。
両毛線は押し並べてレトロ感の漂う古めかしい駅ばかりが多いが最近設置のここだけはモダンな造りだ。
さりながら予算不足なのだろうか、ホームに休憩用の椅子が一つもない。プラットホームは高所に設置されているのだが道路に降りるまで長い階段を降りなければならない。
観光地には定番のエスカレーターやエレベーターがないのである。身障者や幼児・老人をまったく無視しての作りなのだ。第一に無人駅だ。
さすがテーマパークとは縁もゆかりもないJRさん、やることに抜け目がなく素っ気がない。
駅を降りてから正面ゲートまでがまた遠い、5~600mは歩かなければならない。(西ゲートが近いのだが生憎この日は閉鎖)チケット販売所に着く頃にはいい加減疲れ
た。ここ足利フラワーパークは入場料金の設定が面白い。花の咲き具合により¥500~¥1400と変則になるのだ。本日は料金下限の¥500で入場できた。これはめでたいな。
園内に入るといきなり花・花・花でいっぱいだ。そりゃあフラワーパークだもん、当たり前か。
入場者は平日なのでまばら、フラワーパークさんには気の毒だが3密とは無縁の状態、これはいいね、安心して園内を闊歩できる。
今日のお目当ては花菖蒲と紫陽花、バラだ。まずは花菖蒲へ・・思っていたよりまばらな開花状態だが、咲き具合は盛りの状態であった。
次は紫陽花。色々な種類がそろい踏みで咲いており、見事でした。くどい様ですが、さすがはニコンカメラです。見事に色彩を再現してくれます。雑誌に載っている絵とさほど変わらない?・・・と自惚れてます。
やはりカメラは腕ではなく機器によるのだなあと改めて実感した次第であります。ことカメラに関しては弘法カメラを選ばずとはいかないのです。
さて、バラ園はどこだ、園内をウロウロしていたら鮮やかなユリ群が咲いている場所に出くわした。
なんとまあ、あでやかな色具合だろうか。
素晴らしいグラデーションだ。
そういえば、ニッコウキスゲもそろそろ旬だなあ。今年は重いカメラぶら下げて日光へでも出かけてみようかなあ。
バラが咲いた、バラが咲いた・・そんな歌があったなあ。
よくよく考えると実に陳腐な歌詞の歌だったが、ご当人あれで有名になったんだから人間、何が幸いするかわかったもんじゃない。バラが咲いた・・それがどうした。
山爺は元々この歌はよう歌わんかったけれど、何であんな歌がヒットしたのか今持って謎だ。
さくらの花なんて歌もあったなあ。あれもひどい。裏声ひっくり返して歌いまくる、とても人前で歌う技量ではないんだが臆面もなく芸術家気取りで身振り手振りを混じえ堂々と歌いまくる。親の七光りここにあり。
あの歌、聞くたびにワシの喉が釣られてひっくり返ってしまう。ゆっくりお茶も飲めないではないか。最近はあまり流れなくなって安堵しているが毎年桜の咲く時期になると何処からともなく流れてくから油断がならない。
園内のバラ達は陳腐なフォークソングと違い期待を裏切らない様相でした。これだけ育てるのは容易じゃないだろうなあ。
物愚作冠者の山爺にはとても、とても育てられもんじゃありまへんなあ。水くれるの忘れて枯らしちまう。¥500でこれだけ見事なバラが見られるのだから日夜手入れしているスタッフの方々に感謝、感謝です。
さて、取り合えず、今日の目標の花々はカメラに収めたゾ。
あとはおまけを見ることにしよう。園内は広い、まだ色々な花々が咲いてます。
クレマチスという花が見頃でした。
咲き遅れ?の睡蓮も1輪だけ咲いてました。
園内で見つけたタコさんウインナー?のモニュメント。誰が作ったんでしょう。ユーモアのあるご仁です。
他にも小さな花が沢山、道端に咲いていました。
これが山道に咲いていたら1輪でも感動ものですが園内には、ど派手に咲き誇る大型花が沢山あります。彼らに隠れて可憐な花は目立ちません。
初めて訪れた足利フラワーパークでしたが期待以上の成果が得られました。春の藤や石楠花、秋の桔梗など見ごたえがあるんだろうなあ。お手軽な楽しみがまたひとつ増えました。
***************************************
①ここに掲載されたルポや川柳の著作権は作者(日暮道長)にあります。
②作者以外の方による無断転載は禁止で、行った場合、著作権法の違反となります。
読後の感想をコメントまたはメールしていただけると幸いです
0 件のコメント:
コメントを投稿