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2025年8月21日木曜日

#連日の猛暑・草花は秋の気配(夏季の向島百花園にて)

 言うても詮無いことであるが、毎日暑いですねえ。

使用禁止用語になるが来る日も来る日も”キチガイ”のような暑さで老齢の山爺には堪えるわい。

この異常な暑さにより鶏やブタさんが死んでいるとか、ひと昔前は暑さで飼育動物が死ぬなんて話は聞いたことがなかった。

猛暑で家畜たちも命の危機 犠牲数各地で増加 / 日本農業新聞


動物の心配どころではない。山爺だってここんところ暑さで散歩も叶わなくなり運動不足である。

運動不足→足腰弱る→階段・風呂場で転倒→骨折→寝たきり、の負の連鎖が恐ろしい。何とかしたくてもこの暑さではねえ。

関東地方が37℃超えの命に関わる天気予報が発令された7月下旬のある日、戯れにタイ国の気温を調べてみた。

図のようにタイ国で一番暑い時期はソンクラン(水かけ祭り)の頃の4月中旬で35℃超えの日々が続いている。山爺は30年以上前になるがこの季節にタイで仕事をしていた経験があったがあの頃から確かにめちゃ暑かった記憶が残ってる。

そんな理由からなのか水かけ祭りは見ず知らずの人から水をかけられても怒れない、怒るのは野暮とされる。会社内でも現場などを油断して歩いているといきなり背中から水をかけられた。かけられるのは人気のある証だからそれは良い。だがその水の出処は?そのへんの汚い水(ご存知タイ国の水道水は飲めない)じゃあないんだろうなあと心配したもんです。

日本が37℃の酷暑の時期、7月・8月の首都バンコクの平均気温を見てみると、なんと33℃ですよ。山爺の若い頃は日本でもそんなもんだったはず。

だから汗のかけない体質で夏の暑さに弱い山爺でも例年7月末の社内連休に合わせて暑苦しい服装で夏山登山に出かけることができた。

いまあの服装で日中出かけたら駅に着くまでに熱中症で倒れるに違いない。

どうしてこんな住みにくい気候になってしまったんだろう、日本は。

SNSをいろいろ読んでみると暑さの原因の多方はこんなふうです。

①太平洋高気圧が張り出す・・直射日光が強くなる・・これって昔からなんじゃ?
②地球温暖化現象
③ヒートアイランド現象

う~ん、よくわからんなあ。天下のNHKさんはどうまとめているんだろう。




こんなに猛暑が続くのはなぜ? - 地球のミライ - NHK みんなでプラス


ますますわかななくなった。要は①から③まで全て人間のなせる業でその報いが来ている、ということか。

エネルギー保存の法則(不滅の法則とも)という法則がある。簡単に言うとエネルギーというものはなくなることはなく形を変えて永遠に存在するというものだが今日の便利な生活を支えているものの大半は石油・ガス・石炭といった化石燃料が大半だ。

何億年もかけてせっかく地球さんが閉じ込めてくれたこの物質をここ100年で人間どもがほじくり返しエネルギーとして使用し便利な生活を貪ってきた。そしてその大半は熱エネルギーとして地球に放出されるからこの先暑くなることはあっても寒冷化には戻るまい。氷河期がくるかもって?

最後の氷河期は1万年前に終わり今は温暖な間氷期らしいのだが、いずれ氷河期がくる・・本来なら氷河期に入り始める年代だが産業革命以降のエネルギーの劇的な消費によりそれを阻んでいるという学説もあるようだが。

【5分でわかる科学】氷河期はまた来る?─気候変動の周期と人類の影響|5分でわかるノート

山爺の子供~青年期は家の暖房はこたつ・火鉢・湯たんぽ、冷房はうちわ・扇風機しかなかった。今日の贅沢はどうだろう。家全体を温める、冷やす、エネルギーの使い放題だ。使ったエネルギーは熱に変わるが再利用不可能な低温だからじゃんじゃん空気中に放出する。こんな生活いい加減に見直さないといずれ人類滅びまっせぇ。それにしても日本よりタイ国の方が涼しいのはなぜだ??

なんて愚にもつかないことを日々考えながら鬱々していたら7月下旬から8月上旬にかけて奇跡のような30℃前後の気温が続くとの天気予報を得た。これは出かけねばなるまいて。


8月3日まで向島百花園で朝顔展をやっていたことを思い出した。まだ咲いてるかなあ、朝顔というくらいだから早く行かないとしぼんでしまうかな?。

愛用のニコン一眼D3100とズームレンズ2本をカバンに放り込み8月9日の朝にいそいそと家を出た。

10時前には東向島駅についた。駅を出るといきなり大きな花の鉢が歩道に沿ってずらり並んでいるのに出くわした。ん?朝顔?・・アオイ科のタイタンビカスという花なのだそうです。

名前からするとハイビスカスの仲間かな?・・ピンポ~ン!ハイビスカスもアオイ科でした。


10時前に百花園に到着、65歳以上は入園料半額です。¥70を支払い入園した。・・たった¥70でよく手入れされた草花を見られる、何とありがたいことか。

いきなり朝顔の鉢がずらりと並んでお出迎え。
朝顔展で展示した鉢なのかなあ、でも咲き終わり?花が全然付いていない。がっかり。

気を取り直して園内に進む。


わあ、咲いていました。鉢植えではないから展示していたものとは違うのかな。

山爺が小学校の頃、家の周りに朝顔がよく咲いていた。

その時は朝顔は夏になると自然に生えるものとばかり思っていたが、趣味人でもあったおふくろ様が毎年撒いていたんだなぁと後になり気がついた。 ・・・  ( ; ; )


そんなこともあったので朝顔には今でも思い入れが深い。

秋の七草のひとつ桔梗の花が咲いてました。


草花の世界はもう秋なのですね。

萩の花かなあ。
ノウゼンカズラ?でしょうか

女郎花(オミナエシ)に蝶が止まって一休み。







瓢箪かな?これから縦に伸びてあの形になるんだろうか。
百合の花と一口に言っても種類は豊富。
ササユリ系統?






ルドベキアというキク科の花です。
別名:オオハンゴウソウ


これは何の花だかわかりません。
ムクゲの仲間でしょうかねえ。

石橋の真ん中で鴨さん一休み。暑さでバテ気味なんですかねえ。近づいても逃げようとしません。おかげで向こう側に行けず引き返すことに。







園内には草花ばかりではなく著名?な歌人の歌碑も随所にありますが不調法な山爺はこの歌人が著名人なのかわかりません。







これは山爺でも知っている夏の野草ツユクサです。
木瓜(ボケ)の実です。ボケも実をつけるんですねえ。

調べてみたら食べられるんだそうですが早熟なものは毒性があり腹痛を起こす場合があるとか。梅の実と同じだなあ。

そういえばボケの花は梅の花に似ている。
ボケも梅もおなじバラ科の所属、納得。
ハイビスカスに似た花が咲いてました。

調べてみるとハイビスカスは南方の樹木で地植えで越冬できる地域は10℃以上に限られるんだそうです。東京では越冬できません。

”ハイビスカスに似た花”で検索するとアオイ科フヨウ族の花に似ています。ためになったね~ぇ(芸人:もう中学生の声で)


ここ、百花園は狭いですが山爺のような年寄りには良い塩梅の広さです。¥70で丹精込めた草花を堪能できる。こんな良い場所はありません。秋の草花を見にまた来よう。

暑くなってきたので上野に移動し東京博物館で考古物を鑑賞しよう。なにせ東京博物館は65歳以上は無料だからして・・・涼むのにはもってこいですわ。  (^^♪

【川柳】
・夏花に 暑さ忘れる 百花園
・七十円 向島にある 庶民園
・只巡り 百花園から東博へ 

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①ここに掲載されたルポや川柳の著作権は作者(日暮道長)にあります。
②作者以外の方による無断転載は禁止で、行った場合、著作権法の違反となります。

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2025年8月2日土曜日

#第56回首都圏孔球親睦会開催記(於:栃木CC 山爺またも倒る)

 去る7月6日(日)我が首都圏孔球親睦会の第56回ゴルフコンペが七夕記念と洒落て開催した。開催場所は栃木県栃木市にある老舗の栃木カントリー東コース→西コースである。



数日前からの天気予報では季節外れ(とはもはや近年言い難い)の猛暑、35℃超えで命に関わる天候と物騒な予想ではあったが山爺含め6名の方々が元気に参戦してくれた。

山爺は猛暑を予想して凍らせたネックーラーを保冷バックに2本詰めたりサーモスポットに氷たっぷり、冷蔵庫で凍らせたポカリスエット、携帯霧吹きなど万全の準備で臨んだつもりだったが・・・。

もちろんゼリー状のOS-1、2本を携行することも忘れない。

現地に着いたのが8時20分ころ、このころはまだしのぎやすい気温で山爺も元気いっぱい。

今日のスタートは東コース8:52・8:59である。1hはいきなりのロングコースだ。

先発組は東京地区のKAさん、埼玉東北区のHAさん。千葉北西区のAさんである。

KAさん・HAさんはいつものように良い当たりのようです。Aさんらしき人が右の斜面に向かって登っています。早くもピンチのようです。

後発組は埼玉南区のIさん、埼玉中央区のNUさんそして山爺である。山爺の打順は最後だったと記憶しているのだが・・・NUさんはいつものように鋭い当たり、Iさんもまずます、さて山爺の打球は・・・頭叩いて超低空飛行しすぐに失速・・あちゃ~ トホホ。4Wで打った2打目も地上滑走、それでも何とか5オン、ダボでまとまるか?の希望も虚しく3パットでトリプルスタートです。

次は得意のショートホール、ここをボギーで上がり前ホールのトリプルを帳消しにしたのも束の間、次の3hミドルでまたもトリプル。ドライバーが上手く飛んでくれな~い。

それでもごまかしごまかし午前中は55で回ることができた。『この暑さだもん55は上出来だよ』と自分を励ます。

クラブハウス(食堂)に入ると、いやあ、涼しいのなんのって。もうここから出たくな~い。皆さんの成績はというと50切れたのは48で回ったNUさんただひとり。

ハンディを含めた午前中の順位はHAさん・NUさんがトップで以下Aさん、KAさん、山爺まで3打差という混戦模様・・『山爺連続優勝の快挙達成』の希望的観測が頭をよぎる。 (^^♪

食事を終え午後のスタート、外はむせ返るような暑さで頭がぼ~っとする。飲み物補給のため自販機に向かい飲み物1本購入。


この時は気がつかなかったが、どうもこの時に小銭入れを落としたと思う。ラウンド後に小銭入れがないのに気がついてキャディマスター室で小銭入れ届いてないか打診するも届いてないとの回答・・がが~ん!確か500円玉3枚入っていたのは覚えている。2千円近い損失というよりも生まれて初めて財布を落としたことが大ショックだわ  (;ω;)

午前中、既に暑さでかなり体が参っていたんですねえ。

さて午後のラウンド、ダボダボの連続で3h消化、次がトリプル。それにしても暑いなあ、7月に入ったばかりだというのに何なんだこの暑さはぁ~。

それでも5h目は得意のショート、ここをボギーでクリアー。成績はそれほど悪くないのだが・・・事件は6h目のロングホールで起きました。

2打目までボールは順調に飛んで3打目を打とうと前方を見るとやや下がって再び登りの光景が目に入りました。見慣れたはずのコースですが今日はその遠いこと、遠いこと(と感じた)。ダメだぁこりゃ。

途端に頭がクラクラして芝生がキラキラ白く見えてきた。『いかん、去年途中リタイアした時と同じ現象だ、これは異常事態』と思い、大事を取って無念のリタイア宣言。以後カートの運転手に専念してホールアウト。

56回大会の成績です。


前半同スコアで首位だったNUさんは後半58と大叩きで脱落、同じく同スコアー首位だったHAさんが踏みとどまり優勝です。

皆さん暑い中、お疲れ様でした。キャデイマスターの人が言うには午後は37℃の猛暑だったとか。これは命に関わるねえ。リタイアして大正解。

去年の7月7日、玉村ゴルフ場でも猛暑で山爺は中途リタイアしている。7月にゴルフはするなということか・・・ さみしいねえ

【川柳】

・ゴルフなら 酷暑も問わぬ ヘボゴルファー 

・夏ゴルフ 三途の川の ハザードも 

・血の池や 針山もある 夏ゴルフ

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2025年7月24日木曜日

#愉快な仲間たち・・・25年度山爺の高校クラス会開催記

 
今年も山爺が卒業した高校のクラス会の時期がやって来た。2012年だったと記憶しているが軽い気持ちで引き受けたクラス会の幹事を皆から”幹事長・幹事長”とおだてられて今日まで引き受け続けている。

それまでは高校の所在があるT市に居残って住んでいる面々が交代で日帰り同窓会を開催してくれていた。そんな会合に時折顔を出しては楽しい時を過ごしていたが、ある日いつものようにいい気分で酒を呑んでいたら『たまには県外在住のお前たちも幹事をやれ』とのおしかりを受けた。酔っていたこともあり『おお、同じ会費で温泉宿泊まりで開催してやる』口は災いの元とはよく言ったものだが、日頃、旅行慣れしている山爺、格安温泉行き企画には多少なりとも自信があった。

翌年、念入りに二次会も含めたお泊り同窓会を企画し約束通り日帰りの会と同等の費用で開催した。

宴会のさなか『さすが名幹事長、来年も頼むよ』のおだてに乗せられて翌年も幹事を任されてしまい爾後14年も経ってしまった。・・おいおい、お願いしますって挿絵が違うぞぉ。

PCがなかった時代であれば筆が苦手な山爺、2回目の幹事は当然辞退しただろうがその時は会社勤めで覚えたPCの技能が役に立ちインターネットでの旅館・カラオケ会場などの検索が容易に出来るようになったし、住所録などのデーターベースさえ作ってしまえば開催案内などの書類作成・発送まで2~3日もあれば完了するのでさほど負担にならない。

今となっては良いボケ防止にもなっていると言うものだ。それにしても今持って往復はがきでの開催案内って・・昭和時代のアナクロ人間達ここにあり。

そんな我々だが古希をとうに過ぎて全員が漏れなく後期高齢者の領域に達した昨今、ひとり・またひとりと彼岸側に川を渡ってゆく仲間が目立ってきたのが何とも辛い。去年も11月にK君が、12月にS君が川を越えてしまった。

K君はクラス1の好い男?で会参加の常連でもあった。カラオケも達者だから夜のお店ではずいぶんモテたらしい。

S君は山爺が20代初めの頃に良くつるんで遊んだ間柄だった。彼は新しい物好きで麻雀・ゴルフに手を出し山爺を誘ってくれた。

山歩きに熱中していた山爺を捕まえて『山男ならスキーが出来なくちゃあダメだ』『おお、やってやろうじゃあないか』と売り言葉に買い言葉。福島のスキー場でスキー初体験。やってみたら面白いのなんのって、こうして山爺をスキーにのめり込ませたのも彼であった。

麻雀は初心者同士で始めたのでしばらくの間レートは安くてすんだ。山爺は原則賭け事は嫌いなのだが麻雀は性にあったのかすぐに上達した。ゆえにさほど授業料を払い出すことなく本格麻雀に入り込むことができ会社の麻雀仲間では勝ち組側だったと自負している。

スキーもゲレンデを飛び出して今流行りのバックカントリーの真似事も出来るようになり他人に教えられるほど上達した。ゴルフぅわ?・・こいつは難しいねぇ、今持って悩んでますわ。

そして現在、スキーはさすがにとうの昔に引退したが麻雀はゲームで毎日のように遊んでおりボケ防止に重宝している。またゴルフに至ってはヘボながら今も月一ラウンドしており体力維持に役立っている。二つとも今となっては山爺の貴重な技能であり財産だ。教えてくれたS君には感謝を述べたいところだが機会もとうとうなくなってしまった。

これらを教えてくれた当のS君は飽きっぽい性格だったのか、いずれの趣味も直ぐに辞めてしまったことを付け加えておく。

さて、同窓会はどこに行こうかなあ。幹事長就任直後は皆んなは『幹事長の決めたことならどこでも参加します』と殊勝な振る舞いだった面々だったが、さすが10年以上も地元から近い鬼怒川方面ばかり企画していたら『たまには県外で開催を』とついにクレームが出た。

そうは行っても山爺の好みである”鄙びた山奥の温泉でのんびり露天風呂に浸かって部屋では静かに酒を酌み交わし人生について真摯に語ろう”なんて趣味を彼らが持ち合わせているはずもないしなあ。そういう場所なら山爺は何箇所も知っているんだがなあ。

彼らが満足する条件としては①温泉宿で宴会しながらの歓談②カラオケのあるお店で2次会。これが①はともかく②のない催行では面々からの不満ブーたれが目に見えている。

さて、スナックがある温泉街で格安宿がある栃木県外での地域となると茨城・埼玉は望み薄、福島は何箇所かありそうだがT市からは遠い、おのずと群馬方面に目が向いてしまう。

群馬の伊香保あたりに見当をつけて調査開始、順序としてはまずスナック店を見つける。

①一見さんの団体を受け入れてくれる店・・出来れば貸切が望ましい

②料金を事前確定してくれて廉価・明朗会計の店であること

これが探すとなかなか見つからないんだよねえ。こんな苦労、皆んなには分かるかなぁ、分んねえだろうなぁ・・なんとか千歳・・って誰だ・・分んねえだろうなあ。 (^^♪

GoogleMapで伊香保の地図を広げて検索すると出るわ出るわ、10軒近く出てきた。片端からクチコミを読みあさり5軒に絞り電話で様子見。

『もしもし、費用は』『1時間¥3000です』・・次・・ 『90分¥3500で女の子は一人につきチャージ¥1000』??意味不明・・次・・『女の子の連れ出しは出来ないんですよ』『??そんなこと聞いてないよぉ』連れ出してなにするんだ    (゚д゚lll) ・・次・・

どうも意味不明の返答が多いなあ。調べてみると伊香保はいかがわしい店も多くて過去に何軒も警察に摘発されていることもあったみたいだ。・・物騒だなあ、伊香保は止めたほうがいいかなあ。・・早くも企画に悩む山爺でありました。

口コミを読んで良心的なお店と評判の店に電話・・『一人¥3500で2時間貸切でよいですよ』・・やった、ついに見つかった。スナックさえ決まればあとは近くの伊藤園の宿に団体予約すればよし、かくて宿泊場所+スナック店を確保し、25年度の同窓会、伊香保温泉の段がまとまった。

今回は山爺含めて9名が参加・・年々あちらが痛い、こちらがダメの故障者も増えて参加者が減り続けている我が同窓生。

斯く言う山爺とて山歩きやゴルフの影響か膝痛・腰痛に加えコロナ後遺症の影響?で耳鳴り・めまいと満身創痍の状態だ。いつまで幹事長が務まるか先行き不明だ。同窓会もあと何回開催できるかなあ、毎回大事に催行しなくちゃ。

今回はT市から西に向かうので途中のA市駅から山爺も車に乗せてもらうことにした。10時にA市で無事皆んなと合流、一路、群馬の渋川から伊香保へ・・と思ったら伊香保は通過して草津方面へ進出だと・・??時間があるので八ッ場ダム見学にいくとか。??八ッ場ぁ、ここから遠いぜえ、今からじゃあ3時までに伊香保に戻れないのでは?・・山爺の心配なぞどこ吹く風で一路八ッ場ダムへ向かって真っしぐら。

ようやく2時ころダムへ到着。と思ったら見学もそこそこにここで遅い昼食を摂る。今頃昼食では今夕のバイキング料理は箸が進まないのでは?・・もう、めちゃくちゃや。    Σ(゚д゚;)

3時半に本日の伊藤園の宿にようやく到着、もう受付が始りフロントにお客の列が・・当然山爺は最後尾となるので入室は遅れるなあ・・・なんだかなあ。・・俺だけ伊香保で下ろしてもらえばよかった。と反省しきり。

良いこともありました。車2台に相乗りだから当然ガソリン代は全員で折半になる。取り決めた金額を支払おうと思ったら幹事長はいつも面倒な企画を催行してくれているのでガソリン代は免除というお言葉をいただいた。ありがたく皆さんの御好意に甘えることにしました。こんなことなら今後もT市より西よりの企画をし続けなければと密かに思う山爺でありました。 (^^♪

今日の夕食は伊藤園のバイキングでほかのお客と一緒の会食になるのが少し心配だったが、宿の配慮で団体はバイキング会場とは廊下を隔てた別の小部屋が用意されていた(団体は個人客に迷惑だからかな?・・我が会を含め2組)これはありがたい、これなら少し騒いでも大丈夫だわ。

さて我が会にとって初めてのバイキング会食、当然ながら開会挨拶も、乾杯もなし。めいめいがてんでんバラバラに飲み物や食べ物を取りにゆくので常に空席が目立つ。なんか盛り上がらないなあ。だめだこりゃ!!。

突然”がらがら・がっちゃ~ん!と大騒音。我が朋友が旅館で用意しておいた足の不自由な人用?の台車付きテーブルを目ざとく見つけ、皆んなのために(と思いたいが自分で独占?)ビールを一度に運ぼうとしたまでは良かったが部屋の入口の敷居段差で揺れてビール群が倒れ大惨事が発生した模様です。・・うわぁ~大変だあ。

バイキングは自分の食べる(飲む)分だけその都度取るのが大原則なんだよなあ。係員からの苦情がなくてよかった。

そんな雰囲気で静かに始まった会食だったが時が経つにつれ飲む奴は飲むし食うやつはどんどん食っている。まあ、こんなのも今後ともありかな?と幹事長ひとりごちた。とまれ90分の制限時間内で飲むわ食うわの満腹状態で夕食を終えて各自部屋に戻る。

休む間もあらばこそ次は館外でお楽しみの二次会だ。O君が体調が悪いとかで急遽欠席となったが残り8人は洋服に着替え伊香保名物の坂道をわいわいと登って二次会場のスナックへ向う。なぜ着替えたかって?酔って下駄履き浴衣姿で坂道歩くのは後期高齢者にとって剣呑この上ないじゃあ、あ~りませんんか。転倒→骨折→入院→寝たきり→認知症の図式が1番怖いです。こうなったら幹事長の寝覚めも悪いと言うもんです。

息が上がる前に目的のお店前に到着した。どんなお店なのか入るまでは気がかりだったが入ってみるとなかなか雰囲気の良さそうなお店である。これで2時間貸切なら文句なし。まずは乾杯で盛り上がる。

開催案内状に『伊香保は坂道が多くスナックまでも坂道、泥酔厳禁』と注意していたのとバイキング夕食で勝手が違ったのか皆さんまだシラフのようでなかなかエンジンが掛からない。いつもと違い妙にお行儀がよい。エンジンが掛りだしたのは小一時間過ぎてから・・こうして伊香保の夜は過ぎてゆきました。

楽しかった二次会も終わり坂道をめいめいがトボトボ下り旅館に戻る。山爺も戻りながら途中のコンビニで寝酒用に少しお酒を買おうと立ち寄るとY君がのこのこ付いてきた。焼酎の小瓶を買おうとすると『それじゃあダメだこれにしろ』・・二階堂(焼酎)の大瓶を指す・・誰が飲むんだよ今からこんなに。・・氷も小さなパックを入れようとするとまたも口出し 『ダメ、ダメこれを2個』1番大きなパックを指差す。

この男、酔うとやたら指示をする悪い癖がある。宴会でも酔うと相手を指さしながら『こらあ、俺の話を聴けぃ』が常だ。悪い奴がついてきたもんだ。ここは逆らわず言う通りにするしかない。結局大きなレジ袋をぶら下げての帰還となってしまった。

部屋に持ち込んでも結局飲んだのは三分の一ほど、指示した当人は飲むこともなくさったと寝てしまう始末。・・注文は何だったんだよぉ??。

結局残りは山爺が持ち帰る。・・昨年に続き今年も戦利品ゲット、これはこれでありがたい。氷もほとんど消費することなく誰かが持ち込んだクーラバッグの中へと消えた。

翌朝、玄関前で記念撮影。来年も元気で再会しようと誓いあった。

さて、このまま帰途に着く面々ではない。自営業の会員(複数)は昔から『早く帰っても仕方がない』とのたまう。思うに早く帰ると仕事をしなければ(やらされる?)ならないからだろう。かくて残りの参加者は彼らに引きずり回される(あるいは皆さん好んで)ことになる。

今回も帰路とは反対方向の吹割の滝を見にゆくことになった。山爺『吹割の滝ぃ』あそこは3回も行ったことがあるんだよなあ。車相乗りの都合上わがままは許されない。ましてや山爺は只乗りだから発言権はない。ここは付き合うしかない。

吹割の滝に向かう前に伊香保神社がある伊香保山頂方面へと向かう。おいおい、また寄り道か~い。司令塔は誰なあだろうなあ。
伊香保温泉の名物、石段は風情があり是非とも立ち寄って欲しいところなのだが歩くのは5分でも嫌という面々、昨夜も今日も誰も立ち寄らなかったようだ。

伊香保神社はその石段のてっぺんに有り、歩くと体力と時間が掛かり到着は容易ではないのだがさすがは車、数分であっという間に着いてしまう。

ここの見所は伊香保温泉の源泉(右図)が見られることにあるのだが立ち寄ったのは山爺含めて数人だけで他はどこを見るでもなく付近をぶらぶらしているだけ。

風情のある公共露天風呂もあるのだが誰も入ろうとは言わない。

近くに伊香保神社があるのだがそこに立ち寄ろうともしない。
何を考えて行動しているんだろう。彼らのあるいは闇の司令官のコンセプトがどこにあるのかイマイチわからない山爺でありました。




さて、伊香保を後にして目的地の吹割の滝へ到着。滝へは駐車場から相当歩いて下って行き、また坂道を登り返して戻らなければならないのだが誰ひとり文句も垂れず、いそいそと降りてゆく。
えぇ~っ歩くの嫌いじゃあないのお。わからんなあ。彼らの行動基準は・・・

さて、吹割の滝も観光したので、ようやくここからUターンして帰途へ、あとのイベントは昼食かな。どこに立ち寄るのかなあ?

沼田市の手前の国道で突然先頭車がとあるお店の駐車場に入る。

ん、ん、どこだここは??。看板にもつ煮と書いてある。まさかここで昼食?いっぱい人が並んでるじゃん。

飲食店に限らず山爺はこういう行列のできる店は好みじゃあないんだよなあ。並んでも抵抗がないのはスキー場のリフト位のもんである。

飲食店はなおさらのこと。ましてやもつ煮屋とは、最悪の条件が重なっている。

山爺はよく煮込んだもつ煮にたっぷりネギのかかったものなら口に合うんだが・・それなら酒のツマミとして食えるが、もつ煮をおかずに飯食うなんて考えたこともない。

煮込み具合いが不十分でもつの形状がホース状に残っているものは苦手なんだよなあ。あの噛みごたえが嫌だ。ホース状のもつをどのタイミングで飲み込んだら良いのやら・・タイミングを失うといつまでもくちゃくちゃ噛んでいなければならない。そうなると最悪吐き出すことに・・。

先に並んでいる朋友達に『並ぶのお』と聞くとニッコリ笑顔で『すぐに順番が来るよ』なるほど15分も並んでいると順番が来た。が、席は空いた順だから各自ばらばらに着席。しかも背中の後ろはすぐガラス戸で狭いことこの上ない。それに引き換えカウンター内の広いことと言ったらどうだ。従業員優先か~い、この店は、お客様は神様じゃあないんかい?。

もつ煮定食の半ライスというメニューを注文、値段は¥590?だったかな、確かに安いのは認めます

やがて定食が運ばれてきた。うわあ~もつの姿煮でホース観丸見えだあ。お品書きには確かにもつ煮定食と書いてありもつ煮込み定食とは書いてない。看板に偽りはないのだが。トホホ
   (;ω;)

店員さんがテーブルにトレーを縦置きに置いていったので横に直そうとすると隣の見ず知らずのおっさんが、『ここではトレーを縦にして食べるんです』と”大きなお世話”を言う。

どう食おうが俺の勝手だろうと思いつつ仕方ないから縦長にして食べ始める。食いづらいなあ。だからこういう混雑した売り手市場の店は嫌なんだよ。店のルールを勝手に決めて偉そうにお客に強要する。

また客からしてそういうのを喜んで吹聴するアホもいるから嫌になっちゃう。

半ライスからして丼大盛りじゃん・・だったら半ライスと書くなよ。普通盛だろうこれは、じゃあ大盛りはどんだけ、嫌だねえ話題作りに常識はずれの量を半ライスと表現する見え見えのPR作戦は。

ホース状のもつを一掴み、『ど~か、生臭くありませんように・弾力がありませんように』と祈りつつ口に放り込む。ん、ん、見かけによらず柔らかい。よく煮えてるなあ。これなら何とかいけるわ。うん、まあまあじゃん。やれやれ一安心とごちた。

と、目の前を旨そうなラーメンが通り過ぎて行くではないか。おやあ、もつ煮以外のメニューを注文するの有りかい。おいらもそうすれば良かったなあと思ったのも後の祭り。後悔しきりの山爺でありました。

【川柳】
・後期など おおきなお世話と 高齢者
・古希からは 順序定まぬ 同窓生 ・・卒業・成人・還暦・古希と横並びだったが。
・ぶつ切りを 止めりゃ好かれる もつ煮かな
 
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②作者以外の方による無断転載は禁止で、行った場合、著作権法の違反となります。

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