皆既月食+月の裏に天王星が隠れる現象が同時に起きるらしい。天王星が隠れるのは4000年ぶりとか、縄文人が観て以来のことだ。う~ん気が遠くなるわい。
次に皆既月食+惑星食が起きるのは332年後の土星食。これは見なければならないだろう。
夕方に東の空を見上げると既に月の下側が欠け始めている。天候は雲一つない絶好の観測日和だ。慌ててこの間、買い求めたニコンCOOLPIXP500と三脚を引っ張り出して撮影を試みる。
このカメラの優れているところは36倍の超ズームが内蔵(800mm望遠相当)しているのでかなりのUP撮影が可能であることとモニターが自在に角度を変えられること。さらに難しい天体撮影もモード設定を選べば自動で条件をセットしてくれることである。
モニターのおかげで暗闇でも簡単に照準を合わせることが出来た。セットもトワイライトモードにして数枚をパチリ。画像確認、なんとまあ、良く撮れているではありませんか。ニコンCOOLPIXP500恐るべし。
画像編集してていたら左下に天王星らしきものも写っていました。
食に入る寸前の貴重な瞬間も偶然捉えたようです。素晴らしいカメラです。
こんな高性能のカメラだ、壊れたら大変。同型の予備機購入しておいたほうが良いかなあ。
一旦部屋に戻り時間を潰して再び観測を試みる。
もう皆既は終了し反対側が明るく輝き出してました。
こうして、442年ぶりの天体ショーは終りを告げた。人生80年(100年は大げさだろう)織田信長さんの時は50年、まさに『人間五十年 下天の内を比らぶれば、夢幻のごとくなり。一度生を得て滅せぬ者のあるべきか……』をしみじみ感じた夜でした。
【川柳】
・この次は 誰が観るやら 惑星食
・見て欲しい 次回の惑食 我が子孫
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