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2022年6月9日木曜日

カメラの性能比較

 山爺が所有するデジタルカメラは三種類、メーカーはそれぞれ違う。


カシオのコンパクトカメラ(巷ではこれをコンデジと呼ぶらしい)型式はEX-370 小型ながらなかなかの性能で3倍ズーム。
このカメラは2番目の会社に勤めていた時、忘年旅行で宴会の余興での抽選会で見事当選した思い出の品である。




オリンパスのセミ一眼カメラ、型式はSP-565UZ 20倍ズームを内蔵していながら小型で山歩きに重宝している。





そしてニコンの本格一眼レフカメラ、型式はD50、デジタル発売の草分け品で2005年発売である。型式は古いが高性能でいまだプロを含め愛用者が多いと聞く。

新品はうん十万もする代物で年金暮らしの山爺には夢のまた夢の商品だったが、ひょんなことから中古品を格安で手に入れた。



この他に光学カメラ全盛時は35mmニコン一眼レフカメラ・マミヤ二眼レフカメラを愛用していた。二眼レフとは通称六六カメラといってフイルムが6cm×6cmと通常カメラの倍のフィルムを使うので大きく引き伸ばしが出来るのが特徴だった。

なぜこんなにカメラにのめり込んだのか。全ては登山で雄大な景色に遭遇したとき、何とかこの景色を正確に記録したいなあと思ったのがきっかけだ。当時はカメラ全盛期、中古なんか出回らない。お陰でずいぶん散財しましたわ。独身ゆえに出来た道楽でした。

さて、それぞれのカメラで撮影した草花を比較してみよう。

まずカシオのコンデジ

次にオリンパスのセミ一眼レフ

発色はあまり差がないように見えますが、輪郭のシャープさで差が出てます。コンデジはレンズが小さいせいかピントがどうしても甘くなります。


そしてニコン1眼レフのD50

発色に深みがあります。これは拡大すると差が顕著になります。さすがは天下のニコンだなあ。ピントもオリンパスと比べるとニコンの方が上、ただしピントについては人により評価は様々、シャープよりソフトピントを好む人も多いです。


そんなわけでデカくて重いニコンD-50を愛用しているのですが、このボデイに加えて交換用のズームレンズも加わるので文字通り何とも重荷です。

オリンパスのようにニコンにもセミ一眼はないのかなあ・・・そりゃあ、あるでしょう。COOLPIXPシリーズと言う物が出回ってます。ただし天下のニコンです。新品は10万近くもします。高嶺の花、指を加えて見てるだけ。

しかし山行きの記録用にどうしても欲しい。今持っているのが20倍ズームだからズームはそれ以上の奴が欲しい。中古で動作保証品なら1万円前後で流通している。しかし購入してみても性能がオリンパス並みでは無駄な投資になってしまう。ここはヤフオクに頼るしかないだろう。

連日、ヤフオクで36倍ズームのP500という機種を狙っていた。動作確認品(保証品じゃない事に注意)の相場は3000円~6000円、何度も競り負けてようや3200円で競り落とした。


競り落としたのはCOOPIXP500、2011年発売 36倍ズーム内蔵 連写8駒/秒 スロー動画も撮れるすぐれものだ。値段が値段だけに外観は傷・汚れがあり使用感だらけ、ただし肝心のレンズは無傷、一安心だ。


最大の特徴はモニターが可動することだ。草花の撮影は低アングルで撮ることが多い。腰をかがめて撮影するのは腰痛持ちには誠に辛いのですよ。こりゃあいいや。

さっそく撮影してみる。



発色、いいですねえ。ピントもシャープです。D50に引けをとらない?
さて、望遠はどうだろう。

画像中央(赤丸)に鉄棒が見えるのですが




最大に引っ張るとここまで見えます。
これなら動物の撮影に威力を発揮しそうだ。

エラいものを手に入れたものだ。

なぜこんな優れものがタダ同然で市場に出回るのだろう。

①スマホのカメラ機能が高性能化でカメラ離れ・・・若い奴は初めから買わないだろう。

②持ち主が手放した。・・・カメラ趣味の人は台数増やすことはあっても手放すことはまずない。・・・考えられるのはカメラ道楽の親父が死んだか呆けた。本人にとって宝物でも家族にとっては猫に小判、価値観ゼロのゴミ同然、二束三文で売り払う。こんなところかなあ。嫌だねえ。

とまれ、これで山歩きの強力な装備が我が手に、撮影行の楽しみが増えた。

【川柳】
・高カメラ 手放す理由(わけ)や いずくんぞ
・良いカメラ 廉価な理由(わけ)に 歴史有り 

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