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2022年6月18日土曜日

紫陽花の咲く寺

ニコンのセミ一眼レフカメラ、COOLPIXP500を¥3000という破格の予算で手に入れた。さあ、撮りたくって仕方がない。被写体は何にしようか、今咲いている花は花菖蒲か紫陽花か?さっそくグーグルマップで検索だ。

グーグルマップの検索欄に”紫陽花の咲く寺”と打ち込むと地図上に対象の寺が表示される。

その寺をクリックすると投稿者が投稿した画像群を見ることができる。

随分と便利な世の中になったものだ。

これではガイドブックは売れないだろうなあ。旅行代理店も真っ青だろう。

松戸あたりで本土寺という日蓮宗のお寺がヒットした。鎌倉の明月院に引けを取らない紫陽花と花菖蒲の名所だという。最寄りの駅(JR北小金駅)から徒歩10分位だ。これは行かねばなるまい。購入したばかりのカメラをカバンに放り込み出発完了。今回は新カメラの試用が目的なのでほかのカメラはあえて持たないことにする。

【山爺の一言メモ】

当山は、源氏の名門平賀家の屋敷跡であり、建治三(1277)年、日蓮大聖人の篤信者である時の領主曽谷教信公の協力を得て、領内の地蔵堂を当地に移して法華堂としたことに始まり、大聖人よりご直筆の御本尊・ご愛用のお袈裟・お数珠の三箇の霊宝と共に「長谷山本土寺」の寺号を授かった事により開山した。

本土寺【公式】|本土寺について(縁起) (hondoji.net)

遅くに参拝すると人が邪魔で撮影に支障が出る。10時前には入るようにしよう。6月10日(金)早朝に家を出て上りの東武電車にのる。

このまま都心に入ると通勤ラッシュで往生するので春日部から野田線に乗り換え柏へ、柏はかつての勤め先の本社があった場所で退職する前の数年間、通った経緯がある。

野田線に乗るのも久しぶりで懐かしい。柏で常磐線に乗り換え2駅目、北小金駅で下車。

北口を出てコンビニ横の小道をまっすぐ進むとほどなく信号があり門柱が見える。そこをすぎればまもなく大きな山門に到着だ。大きな対の仁王様がお出迎え。

受付に行くと誰もいない。まだ10時前だ、さもありなん、
早起き正解。

残念ながら今日は有料入場だ。拝観料¥500支払い境内に入る。

入ってみて驚いた。すでに大勢人がいるではないか。金曜だというのに暇人どもめ!って山爺もそうか。(^ω^)

おお、入るとすぐに鮮やかな紫陽花が目に入る。五重塔も間近だ。やけに色彩が鮮やかだけれど建立はいつごろなのかなあ?

新しいわけで家に帰って調べたら日像菩薩650年達忌中記念で平成3年の建立だそうです。何だ、感動して損したわ。
でも、紫陽花の引き立て役としてはいいねえ。絵になるわ。



境内はよく整備されており紫陽花が鮮やかに咲いてます。




ここは本堂です。1651年の建立だそうですが昭和52年に拡大改造され今日に至る・・ちゃんちゃん。

このお寺は現在進行形なので古刹の雰囲気は望めそうもないですね。

お寺にとっては繁盛しているのだから非難する気は毛頭ありません、はい。


その代わりと言っては何ですが紫陽花はなかなか見ごたえがありますよ。
ニコンのP500もなかなか頑張った画像を切り取ってくれます。
絞り優先で撮ると紫陽花の本体を浮きだ立たせてバックを黒く潰してくれます。
発色もまずます。ピントはさすがに本格一眼レフのD50には敵わないかな。










さて、坂道を降りた先に花菖蒲が咲き誇ってます。



これはいいぞ。まさに今が見頃です。
(6月10日)
花菖蒲はどんなに写真撮るのが苦手な人でも上手に撮れてしまいます。お試しあれ。












小さな祠と池、水面に睡蓮が咲いてます。

絵になるなあ。

P500カメラは36倍ズーム内蔵、引っ張ってみましょう。
やあ、なかなかやるではないか。さすがはニコンだ。
池のほとりに弁天様の小さなお像がおわします。

逆光の新緑もなかなかよく反映してくれます。よいカメラです。
さて、十分撮影できたし、小腹も空いてきた。門前にある蕎麦屋で蕎麦でもたぐろうか。

受付を11時過ぎに通過。受付には行列が出来ていた。早く来て正解。

【川柳】
・坊様も 人ぞ新築 心地好し
・寺だって 商売ですと 増築し
・古刹より 新築自慢の 日蓮寺

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①ここに掲載されたルポや川柳の著作権は作者(日暮道長)にあります。
②作者以外の方による無断転載は禁止で、行った場合、著作権法の違反となります。

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2022年6月9日木曜日

カメラの性能比較

 山爺が所有するデジタルカメラは三種類、メーカーはそれぞれ違う。


カシオのコンパクトカメラ(巷ではこれをコンデジと呼ぶらしい)型式はEX-370 小型ながらなかなかの性能で3倍ズーム。
このカメラは2番目の会社に勤めていた時、忘年旅行で宴会の余興での抽選会で見事当選した思い出の品である。




オリンパスのセミ一眼カメラ、型式はSP-565UZ 20倍ズームを内蔵していながら小型で山歩きに重宝している。





そしてニコンの本格一眼レフカメラ、型式はD50、デジタル発売の草分け品で2005年発売である。型式は古いが高性能でいまだプロを含め愛用者が多いと聞く。

新品はうん十万もする代物で年金暮らしの山爺には夢のまた夢の商品だったが、ひょんなことから中古品を格安で手に入れた。



この他に光学カメラ全盛時は35mmニコン一眼レフカメラ・マミヤ二眼レフカメラを愛用していた。二眼レフとは通称六六カメラといってフイルムが6cm×6cmと通常カメラの倍のフィルムを使うので大きく引き伸ばしが出来るのが特徴だった。

なぜこんなにカメラにのめり込んだのか。全ては登山で雄大な景色に遭遇したとき、何とかこの景色を正確に記録したいなあと思ったのがきっかけだ。当時はカメラ全盛期、中古なんか出回らない。お陰でずいぶん散財しましたわ。独身ゆえに出来た道楽でした。

さて、それぞれのカメラで撮影した草花を比較してみよう。

まずカシオのコンデジ

次にオリンパスのセミ一眼レフ

発色はあまり差がないように見えますが、輪郭のシャープさで差が出てます。コンデジはレンズが小さいせいかピントがどうしても甘くなります。


そしてニコン1眼レフのD50

発色に深みがあります。これは拡大すると差が顕著になります。さすがは天下のニコンだなあ。ピントもオリンパスと比べるとニコンの方が上、ただしピントについては人により評価は様々、シャープよりソフトピントを好む人も多いです。


そんなわけでデカくて重いニコンD-50を愛用しているのですが、このボデイに加えて交換用のズームレンズも加わるので文字通り何とも重荷です。

オリンパスのようにニコンにもセミ一眼はないのかなあ・・・そりゃあ、あるでしょう。COOLPIXPシリーズと言う物が出回ってます。ただし天下のニコンです。新品は10万近くもします。高嶺の花、指を加えて見てるだけ。

しかし山行きの記録用にどうしても欲しい。今持っているのが20倍ズームだからズームはそれ以上の奴が欲しい。中古で動作保証品なら1万円前後で流通している。しかし購入してみても性能がオリンパス並みでは無駄な投資になってしまう。ここはヤフオクに頼るしかないだろう。

連日、ヤフオクで36倍ズームのP500という機種を狙っていた。動作確認品(保証品じゃない事に注意)の相場は3000円~6000円、何度も競り負けてようや3200円で競り落とした。


競り落としたのはCOOPIXP500、2011年発売 36倍ズーム内蔵 連写8駒/秒 スロー動画も撮れるすぐれものだ。値段が値段だけに外観は傷・汚れがあり使用感だらけ、ただし肝心のレンズは無傷、一安心だ。


最大の特徴はモニターが可動することだ。草花の撮影は低アングルで撮ることが多い。腰をかがめて撮影するのは腰痛持ちには誠に辛いのですよ。こりゃあいいや。

さっそく撮影してみる。



発色、いいですねえ。ピントもシャープです。D50に引けをとらない?
さて、望遠はどうだろう。

画像中央(赤丸)に鉄棒が見えるのですが




最大に引っ張るとここまで見えます。
これなら動物の撮影に威力を発揮しそうだ。

エラいものを手に入れたものだ。

なぜこんな優れものがタダ同然で市場に出回るのだろう。

①スマホのカメラ機能が高性能化でカメラ離れ・・・若い奴は初めから買わないだろう。

②持ち主が手放した。・・・カメラ趣味の人は台数増やすことはあっても手放すことはまずない。・・・考えられるのはカメラ道楽の親父が死んだか呆けた。本人にとって宝物でも家族にとっては猫に小判、価値観ゼロのゴミ同然、二束三文で売り払う。こんなところかなあ。嫌だねえ。

とまれ、これで山歩きの強力な装備が我が手に、撮影行の楽しみが増えた。

【川柳】
・高カメラ 手放す理由(わけ)や いずくんぞ
・良いカメラ 廉価な理由(わけ)に 歴史有り 

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