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2021年4月9日金曜日

リハビリ・ハイキング(栃木・晃石山、桜峠山歩き)

 桜が咲き終るまでが寒暖の分かれ目とはよくいったもので桜が散り始めたとたん上着を脱いでも快適な季節となった。

昨年の12月から2月にかけて体調を崩してひどい目にあい体重も5~6kgも激減し相変わらず今でも喉に違和感があり体調がイマイチだ。

それでもゴルフがラウンド出来るまでに体調が回復した。


桜も咲き揃いようやく寒さも遠のいたようだ。さあ、近隣の里山にでも行って本格登山に備えて基礎体力を1から鍛え直しだ。

栃木市に大平山~晃石山~馬不入山の尾根歩きができる格好のハイキングコースがある。

登山道がよく整備されているので歩きやすく眺望も抜群だ。ゆえに家族連れや中高年ハイカーに人気が高い。

今頃は尾根道に桜・山ツツジが咲き誇っているに違いない。

晃石山と馬不入山の鞍部(低いところ)に桜峠という洒落た名前の峠がある。文字通りその付近は山桜の群落がある。そこに行ってみようではないか。

ザックにいつものようにヤッケ・雨具・携帯コンロ・昼食を放り込んで4月3日(土)家を出た。草花が咲いていることを期待して重いけれど愛用?のデジタルニコン一眼も持っていこう。

JR大平下駅を8時25分に到着、鉄道模型にあるような小さな無人駅だ。駅を出たら右の道を進むとほどなく踏切が見える。

そこを越して道なりにゆくと倉庫のようなものが見え、自販機が置いてある。ペットボトルが¥110から、安っ!この先に自販機はないのでここで飲み物を補給するとよい。

道が二股に分かれるので右に取ってのんびりと歩く。お日様がまぶしい、良い天気だ。歩けることのありがたさを神様に感謝・感謝だなあ。ん、丈夫に産んでくれたお袋さまに感謝かなあ。

前方に今日登る山々がデーンと待ち構えている。右はじのぐみの木峠に登りそこから左側の尾根道をひたすら登り晃石山まで行く予定だ。ふえ~あそこまで登るのか、大丈夫かな~、一抹の不安がよぎる。まあ疲れたら引き返せばいいや。心の奥のサボろうくんが頭をもたげてきた。

小一時間も歩いたろうか、大中寺の門前にある大池に到着。

やあ、桜が満開だ。菜の花も綺麗だなあ。これで今日の出かけ甲斐があったと言うもんだ。大中寺周辺を撮影して山登らず帰ろうかな・・またまたサボローくんが囁きかける。


今から登る晃石山が菜の花越しに間近く見える。晃石山への直登の道もあるが(既に歩いたことがある)今日は大中寺の境内を通ってぐみの木峠に上がり其処から尾根伝いに登頂しよう。

大中寺の山門です。いつ来ても重々しい雰囲気があります。さすがは禅寺です。
門の右側になにやら石碑が!不許葷酒入山門と書いてあります。くんしゅさんもんにいるをゆるさず。葷(くん)は、にら・ねぎ・にんにくと言った香りの強い野菜・・つまり精力剤ですなあ。さらに酒を持ち込んではならない。との戒めが書いてあります。修行僧は辛いのう。

一方でお酒を般若湯、卵を御所車とごまかして持ち込んでいるようです。般若湯は薬として少量を嗜むのは良しとしているようです。なあんだ、しっかり陰で飲んでるじゃん。

日本一厳しい修行で有名な永平寺の修行僧は今はともかく栄養学の知識に乏しかった頃は蛋白不足で短命だったそうです。

そりゃあ、修行と称してきつい労働強いられるのに毎日お粥とたくあん数切れではもたないよなあ。

修行を終え高僧になると内緒で色々食べられるようになるので皆さん長寿だそうな。
毎日、般若湯呑んで、山くじら(猪)のすき焼きに御所車掛けて食い放題。これじゃあ元気にもなるわい。(あくまで山爺の私見です)

御所車の意味?中に君(黄身)がおわしますの洒落です。

境内は山桜・しだれ桜が満開です。お堂の横には夏みかん?も実ってます。
ここ大中寺には有名な『大中寺の7不思議』という話が伝承されています。7不思議の内容については去年訪問時にブログで述べていますが、根無し藤だけ現場を未確認だったので今回確認をしました。
本堂の左側に回り込むと墓地が見えます。その一角にそれは解説板付きでありました。よく考えたら藤の木は挿し木できるから不思議でも何でもないけれどねえ。右画像が根無し藤の画像です。根無し藤、デカっ!

さて、いよいよ山道へ。境内の左側にぐみの木峠に続く山道があります。小さな沢沿いのなだらかな山道をのんびり歩く。沢の流れる音が心地よい。山中いたるところで山桜が咲いており桜吹雪が頭上から降り注いでます。こんな贅沢な山歩きは滅多にありません。

山道の傍らにすみれの仲間が咲いてます。(後に調べたらタチツボスミレだったようです)山中に山吹も咲いてましたが薮が邪魔して近づけない、望遠でパチリ。うまく撮れませんでした。

小一時間も歩くとぐみの木峠に到着です。ハイカーが多数休んでました。形通りの挨拶を交わして傍らのベンチに座り大休止です。アンパン食べてペットボトルで水分補給をする。
いい気分で休んでいると、どすどすと無粋な音を立てて大平山方面から晃石山方面へ走り去る輩がいます。ムーディ勝山ではないが、『♫何かが、何かが右からやってくる~。それを僕は左に受け流すぅ~っ』て、洒落にならないゾ。

トレイルランニングとかやらの無礼極まりない種族です。

奥多摩の山々は彼らに占領されて情緒もへちまもなくなりましたが、とうとう我が故郷の神聖な山にも無粋で無礼極まりない輩が現れたか、情けない世の中になったものだ。

頼むから駆けっこは里に降りてやってくれたまい。なんでわざわざ高いところに上がってまで静寂をぶち壊しに来るんだろう。理解に苦しむなあ。尾根道には山ツツジが旬を迎え、いたるところに咲いてます。



しかし彼らはせっかくの花に目もくれず、ひたすらどすどすと山ん中を走り回ります。山中の暴走族といっても言いすぎじゃあないだろう。

上図のように良く整備された山道がアダになってしまったのかなあ。確かに走りやすい尾根道ではあります。

晃石山の登りの途中のビューポイントで筑波山が秀麗な姿で見えました。トレイルランナーはこのような景色なぞに感動することもなく、ドタドタと靴音高く走り回る、まったく嫌になっちゃう。

晃石山の手前にパラグライダーの離陸場所があります。これがまたビューポイント(離陸するんだから見通しがよいのは当たり前か?(^ω^))です。すでに5~6名が離陸準備をしていました。


11時すぎに晃石山山頂に到着です。山頂には鳥居と小さな祠があり周りにはベンチが4~5箇所ありますが、土曜日で晴天とくればハイカーで満席、それぞれがお弁当を広げて昼食タイム中です。単独者の山爺など座る余地がありません。

頂上直下にある晃石神社ならベンチが空いてるかな?という訳で祠にお参りを済ませるとさっさと下山開始。

5分も下ると晃石神社です。ありゃあ~ここもベンチが満席です。皆さん楽しそうに昼食をほおばってます。

こうなると単独者は肩身が狭い。神社にお賽銭を放り込み家内安全を祈願して次なる休憩ポイント桜峠へと急ぐ。それにしても腹が減ったなあ。

途中に青入山と呼ぶ小ピークがありベンチがひとつありましたが当然おばちゃんパーティで塞がってます。大きな声でマスクも付けづに談笑中、おいおい3密は避けなあ、あかんえ。と心で問いかける。

ここから桜峠へは名物の急坂を下ります。頑丈な手すりが設けてあるので安全なのですが、その長いこと、長いこと。逆コースは絶対に避けるべきです。腹ペコ状態では。下りでもいい加減疲れます。

途中でまたすみれ科の花を見つけました。先に見たのと同じ仲間かな?更にはコブシの花も咲いてます。ヤマツツジも次々と現れ、疲れと空腹を忘れさせてくれます。
12時ちょい過ぎに桜峠に到着しました。ここでもハイカー達でいっぱいですが東屋がありベンチの数も多いので幸いちらほら空席があります。急ぎ1席を確保し荷下ろし、撮影を開始する。山桜は明石家さんまのように歯が先に出るので(もとい葉

が先にでる)派手ではありませんが峠の周りは山桜でいっぱいで風が吹くたびに桜吹雪が舞い込みます。


桜峠の由緒書きの看板がありますが小田原合戦時敗軍の将、だから皆川氏勢?がこの峠に宝物を埋めたとかなんとか、とまれこの峠は栃木・佐野方面から葛生に抜ける交通の要所だったことは間違いなく故に桜が植えられたのでしょう。
峠からの葛生方面は開けており眺望は抜群です。いたるところに山桜が咲いており桜峠の名にふさわしい情景が展開してます。
写真撮影も一段落したのでさて、昼食だわい。携帯コンロを取り出し素早くお湯を沸かす。足利両崖山の火災があったばかりなのでちょいと気にしながら着火したが別に視線は感じられない、よかった。


すぐ横に紅白桃という花が満開でそれを愛でながらミルクセーキとジャムパンを頬張る。野外で食べると本当に旨さ数倍だなあ。
腹も膨れたのでさて次の行程に移ろう。まだ1時前だ、このまま馬不入山経由で岩船方面に出るか、無理せずここから下山して清水寺経由で大平下に戻るかしばし思案する。

まあ、病み上がりだし無理は禁物、ここから下山して清水寺を散策、林道(車道)沿いに大中寺まで戻り大平下駅に戻ることにした。下山道も桜の絨毯だ。下りは早い、30分も歩くとガードレールのある車道に出た。ここを左に取れば清水寺だ。

傍らに紫色の花の群落を見つけた。オオムラセイトウという草花で中国が原産で江戸時代に観賞用として輸入、その後野生化
し本州の野山で見られます。さすがは中国、しつこく我が国に根付いたもんだ。

ガードレールの下にモクレンの花が咲いてました。
車道を歩くこと5~6分もすると清水寺に到着です。いきなり菜の花としだれ桜がどーんと出迎えてくれました。綺麗だなあ~。誰だこんなところにバイクを停める奴は、無神経も甚だしい奴だ。せっかくの景観が台無しではないか。


お寺の駐車場周辺はしだれ桜と菜の花の共演です。ご覧あれ。

お堂にしだれ桜、よく似合うこと。
お寺からの景観も誠に良い眺めです。この山選んで大正解でした。

今回の山歩きはここが終点です。

帰路はここからJR岩船駅に出るか大平下駅に出るかだが、どちらに行くにせよ1時間30分は有にかかる。
大平下に出たほうが近いようだし待ち時間によっては15分先の東武新大平下から帰ることも出来るのでこちらをチョイス。

何しろこの時間帯のJR両毛線と来たら1時間に1本だ。乗り逃がしたら最悪1時間近く待たなければならないので岩船駅はその点不利だ。何もない駅前で1時間待つのは何とも情けない。

林道(車道)を左に取って一路大中寺方面へ歩き出す。老骨に鞭打ち、頑張んべえ。
3時10分大平下駅到着、3時18分発の電車に乗ることが出来ました。

家に帰り歩いた歩数を確認したら2万8千歩、頑張ったなあ。・・翌日から二日間は全身痛で唸ってました。

【狂歌】
・三密を避けて 山入り 休憩で 口角泡のおばさま連
【川柳】
・3密も コロナも知らず 桜咲く
・山門の 葷酒に似たり コロナ自粛

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2021年4月1日木曜日

21年度首都圏孔球親睦会開催記

 コロナめの猛威が一向に収まらない。今、我々はもしかするとスペイン風邪が流行った頃のように歴史的な事象の渦中にいるのかもしれない。

もう一年以上も自粛だの規制だの緊急事態だのうんざりするような毎日が続く。本来人間も含め生物は体を動かしてなんぼの生き物だ。こんな状態が続いたらコロナ感染しなくても身体が退化してしまう。

そんな憂さを晴らすべく我が首都圏孔球親睦会を21年度も活動を続けることとし、その開幕戦を例年通り3月に実施した。

会場は佐野ゴルフクラブ駒コースである。コロナのさなかではあるが7名の方々がエントリーしてくれた。ロビーで3ヶ月ぶりの再会を果たす。

まずはOUTのスタートホールで早咲きの桜をバックに記念撮影。密を避けて気持ち各人離れてパチリ。

本日はOUT9:31と9:38のスタートである。先発は埼玉中央区のTAさん・埼玉東北区HAさん・さいたま区のYAさん・そして山爺

後発は東京区のKAさん・埼玉中央区SEさん・埼玉南区のIさんである。



久々のコンペなので皆さん気合が入っており、KAさん桜をバックに黙々とスイングチェックです。

万年幹事の山爺はいつもは後発に回るのですが、たまには先発で周りたい、という事で今日は先発組です。


OUTの№1hは419y Par5、短いロングながら右ドッグで油断ならない。右に打つと確実に1打は損をしてしまいます。

朝イチに打った山爺の打球は、まずまずの当たりながら球の行方は行ってはいけない右方向へ・・で、山裾にドスンと着陸、あちゃ~。

何とか5オンしたもののグリーンの端っこ。3パットでいきなりトリプルボギースタートとなりましたとさ。とほほのほ~。

その後も不完全燃焼が続いてくすぶり続けてダボ行進の連続。終わってみれば56・・終わった。まあ病み上がりで体調は極めて悪いからこんなもんだと自らを慰める。

後半もダボ行進でたまにトリプルを叩くという誠に冴えない状態が続く。なんか雲の上でふわふわとした感覚でのプレーに終始、明らかに運動不足の報いでしょう。

皆様の成績は次のとおりですが黙々スイングチェックに励んでいた東京地区のKAさんが前半驚異の42で周りハンデ重(15)にも関わらず2位に5打も差をつけて見事優勝を果たしました。


KAさん次回ハンディは20です。
『人の一生は重荷を背負うて遠き道を行くが如し』
と家康さんも申しております。KAさん益々のご検討をお祈りいたします。あんだって!検討の字が違う?これでいいのだ。洒落じゃよ、洒落。わからんかねえ、君ぃ。(^ω^)

さて、ハンディ20とはどんな実力なのでしょうか。

【山爺の一言メモ】
ゴルフハンディには大別するとオフィシャルとプライベートの二通りがあります。ここで述べるハンディは世間一般で流通しているプライベートハンディのことで規定打数のPar72に対し最大で+36打まで認められます。つまりラウンド108でハーフに直すと54です。54以上叩く人は本来ラウンドしてはいけないのです。(冗談)あちゃ~山爺は失格だあ~。
我が首都圏孔球親睦会で採用しているハンディは山爺が独自に考案したハンディ方式であります。叩いた打数(グロス)に手持ちのハンディを足したもので競技を争います。

108-20=88、 ハーフに直すと44、KAさんのハンディは適正評価です。大丈夫、まだまだ優勝のチャンスはあります。

山爺は108-4=104 ハーフで52。おお、頑張れば山爺にもチャンスがあるではないか!次回頑張んべえ。

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