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2016年10月23日日曜日

笠取山に行きたい・・・Part Ⅱ








9月下旬から、10月中旬は秋雨前線やら台風やらで天候が安定ぜずなかなか山に行く気が起きませんでした。下旬になってようやく天候が安定してきたようです。10月は普通上旬から天候が安定するのが常でしたが、やはり温暖化の影響で季節がおかしくなりつつあるのでしょうか。

のんびりと再就職先を探すつもりでしたが少し興味ある求人・・中堅の食品関連会社で生産管理補助の仕事(記録やデータ解析、帳票の作成)・・・があったので軽い気持ちで面談に応じたところなんとその日に即決、いつから来られるかと思わぬ展開になってしまいました。・・・話しぶりでは明日からでも良さそうな雰囲気です。

一つ困ったのは工場が1週間フル操業であり、そのため休みがシフト制で不定期になることです。好齢山爺の人生彷徨活動に支障が出るのは必至です。そこで山爺としての要望を遠慮なく述べました。
①週5日勤務ができますか。→ 4日でお願いします。
②シフト勤務だから土日休みとは限らない。→ 既に予定の入っている11~12月の土曜日を休 
みにして欲しい。
③シフト休みは2日連続と1日に分けることがあるが。→山歩きに行きたいので月1~2回は3連休に。

と、まあ随分と図々しいことを要求しました。普通ならこの時点でお帰りくださいとなるところでしょうがそうはなりませんでした。

この山爺の我儘を快く受け入れてくれたので、お世話になることにしました。・・10/27からまた宮仕えの始まりです。トホホ。

休みの日程がしばらくわからないので当分人生彷徨はお預けかなあと思っていたら10/29~31(土~月)が山爺の休みと先方から連絡が来ました。


これまで山爺は金~日が休みでしたので、金~土で山行を計画していましたが、笠取山の場合は小屋の番人が土日のみしか入っていないようなので金曜日の入山は躊躇していました。

今回幸い土日利用で月曜休養というチャンスに恵まれました。これは、山行を計画しなければです。この期を逃すと2000m級の山々は初冬に入ってしまいます。

笠取山は公共の交通機関を利用した場合は西沢渓谷の新地平登山口から5時間(休憩なし)くらいかかります。体力の落ちた山爺では日帰りは無理で笠取小屋に1泊し翌朝山頂を目指します。

登頂後は山爺ルールにより本来なら別の山を経由して登山口とは違う場所に抜けたいのですが、この付近は公共機関の乗り入れがまことに悪く、山爺の体力では1日では抜け切れません。

1本考えられるのは笠取小屋から斉木林道を経由し白沢峠から芹沢に下山するルートがありますが、なまじ林道だけにモトクロスバイク野郎がいそうなので遭遇したら興ざめです。

やはり今回は、おとなしく山頂まで往復し元来た道を下山することになりそうです。そうなると何も重いザックを背負って山頂を目指す必要はありません。ザックは山小屋に預け軽装で登ろうと思います。

とは言うもののまったく空身は危険です。雨具や携行食、防寒具・カメラ等、必要最小限の荷物を持ち運ぶミニザック(アタックザック)が欲しいところです。

山爺はアタックザックなどという大げさな表現は嫌いです。山と戦争するわけではないのですから。山に対し無謀にも仕掛けたら絶対に負けます。山神様のご機嫌の良い時に登らせていただくというのが山爺のスタイルですからして・・・。

山爺の住まいの近隣にあるイオンモールに別な用事(メガネ新調)があったのでついでに山スポーツ専門店に立ち寄ったところ、あるある!小さく折リたたんで収納できるザックが数種類!ただし値段が張ります。¥4000近くもする。なんとまあ、この間新調した私のメインザックがもうちょいで買える値段ではありませんか。相変わらず山用品、お高いこと。

例によりここはネット通販の出番です。

家に帰り早速、折りたたみザック・簡易ザックで検索、おおっ!さすが物資豊かなな日本!ごろごろヒットしました。

左の画像のものが安くて良さそうです。価格はなんと¥800です。送料含め¥1150とは、いやはや何ともです。

早速注文手続きをとりコンビニで午前中に入金しましたが、なんと翌日の午前中に宅配で受け取ることができました。ネット通販万歳です。

いつもそうだが通販で送られてきたダンボール箱を開ける瞬間はなんとも楽しい。これだけでも¥100~¥200の価値観がある。(^0^)Y

おお!予想以上の品物です。チャック付きサブポケットが2箇所もあります。・・・真ん中にあるポケットは裏返すと収納ケースに・・・左にはペットボトルが差し込めるネットまであります。これなら日帰りハイクに十分使えるくらいの品ごしらえです。・・少しみすぼらしいけど。

たたむのも簡単にできます。超軽量なのでザックに放り込んでもまったく負担になりません。

旅行でもカバンの中に放り込めばいざという時、背中に背負え便利に使えそうです。
良い買い物でした。


山の専門店では山用のレトルト品3点購入です。左から、うどんどん兵衛・白米・牛めしです。いずれもお湯を入れるだけで食することが可能で乾燥食品なので軽いです。

このうどんどん兵衛は食べるときには容器が必要ですが市販のカップ付き麺は山に持ってゆくと意外とガサ張ります。ザック収納時の収まりも悪く注意しないと穴があいて液漏れがしたりします。・・山爺体験済みでガムテープ貼って食ったことがあります。(笑)

これは小さく圧縮されておりすばらしい。値段も¥140と手頃です。

他の2点は大昔(30年位前)アルファー米なるものを食して以来です。当時のものはやたら日向臭くて、旨さは2の次で腹の足しになればよしといった用途でしたが、今のは随分美味しくなっていると聞いていますが果たして?


笠取山に行きたい・・・Part Ⅱの項 完


2016年10月11日火曜日

ゴルフと税金・・・16年10月ゴルフ研修会



10月は首都圏孔球親睦会としてのコンペ開催予定月でありましたが、不参加のメンバーが多くコンペ開催必要人員に達しなかったので会則に則りゴルフ研修会に変更しました。

研修場所は群馬県にある利根川河川敷、上武ゴルフ場である。河川敷ながらここは距離が長くレギュラーティーでもIN・OUTとも3000mを優に超す。タフなコースで非力な山爺には誠にきついコースである。
http://www.jobu-golf.jp/

嫌なら行かなければいいのであるが、このゴルフ場は群馬県営だったルーツがあり(現在は民間に管理委託)なんといっても安いのが魅力で土日、食事付きでありながら¥10000でお釣りが来ます。

さらに山爺のような65歳を超えたシニアにはさらに素晴らしい特典があります。なんと¥1000も割り引いてくれるのだ。

加齢を重ねてくると気力・体力が落ち、ろくなことがないのであるが、よいこともある。ゴルフ税を割り引いてくれる地域があるのだ。地方税なので県により若干の違いはあるがおおむね¥300割り引いてくれるのはありがたい。

ただし埼玉県は70歳まで割引はない。こら~!上田清司君(県知事)なんとかせい。近隣他県と足並みそろえんかい。えげつなくいつまでも年寄りから税金徴収するんじゃない。もっと年寄りをいたわれ!!。

なんでゴルフやると税金かかるんだよ。ゴルフ場の質に関係なく一律¥600も徴収する、ぼったくりもいいとこである。消費税は取るわ、ゴルフ税も取るわって、税の2重徴収だろうがこれは!。スポーツするのに税金かけるならテニスやスキー、野球にボーリングはどうなんだ!ええっ!

今時ゴルフが贅沢な遊びと決めつけてること自体がナンセンスだ!。徴収するのはキャデイ付の高級ゴルフ倶楽部だけにせんかい。・・・こないだなんか温泉に入ったら税金取られたゾ・・入湯税ってありゃいったい何なんだ!。  ヽ(`Д´)ノプンプン・・いかん!だんだん興奮してきた。

とにかく時代に合わない税金の徴収は今すぐ止めてくれ~ぇ!。て簡単にやめる訳ないか。ガソリン税だっていまだ廃止してないし(これも2重徴収だろうが!)。とにかく、こんなえげつない税法を決めた奴が悪い。首謀者は万死に値するな。・・・もう、とうの昔に死んでるか?

【解説】・・ゴルフ税は1950年、入湯税は1957頃いずれも戦後のどさくさに、えげつない役人どもが悪知恵を働かせて決めた税制度らしい。まったくひどい奴らである。

お願げえでございます。河川やパブリックのような庶民ゴルフ場はお目こぼしを!!お代官様ぁ!!  m(_  _)m 土下座・・・泣き落とし戦術!

ゴルフとは関係ないが都内の博物館なんかも65歳以上は割り引いたりする施設もある。去年大江戸博物館に行って65歳以上なんですがと告げると半額の割引券を黙って出してくれた。『身分証明はいらないんですか』と聞くと受付嬢ニコリと笑って『不要です』・・おお!自己申告のみとはなんと心の広い、気の利いた団体だと感激した。上野にある科学博物館なんぞ65歳以上は無料だそうな。こんど是非とも見に行かなくっちゃ。

研修会参加者は写真左から埼玉中部地区のYさん。埼玉東部地区のHさん。東京地区のKさん。そして山爺である。👉

天気予報が雨模様の予報だったのでお客はいつもより少なめである。

しかしながら山爺と東京地区のKさんは何を隠そう晴れ男なのである。

山爺が家を出るときは小雨がぱらついていたがゴルフ場に着く頃は雲も明るくなりプレー中にだんだん天候が回復してきた。ついには晴れ間が出て来るという予想外の展開となり、晴れ男の面目躍如となりました。日焼け止め処理をしてこなかったことを悔いるという、うれしい誤算です。




くじ引きでオナーを決める。山爺は2~3番手が好みなのだが、なんと一番くじを引いてしまった。何か、いや~な予感がする。











ここを予約した時は混んでいたので今日はINからスタート、いきなりPAR5のロングコースからである。

左はヒバの木が林立しているので打ち込むのは禁物、右サイドを狙ってティショットを打つ。

あららぁ!右過ぎた。ボールは右のラフへ一直線。2打目、これも右サイドへ。う~んなかなかボールが言うことを聞いてくれません。グリーンは左サイドだっちゅうの!

INは山爺のこだわり防衛ライン(トリプルは3回まで許容)で収めたものの、飛ばない・寄らない・入らないの3ない現象で結果は50台中盤とやや不本意に終わりました。

昼食で例によりビールで喝を入れOUTに挑む。・・・大たたきを警戒して瓶ビールを我慢しグラスビールにしたのが裏目に出て結果はさらにひどいことに!。

OUTはスタートからトリ・トリ・+4・トリと4連続トリプル、招かざるお酉さまのご降臨です。いやぁ参った。今日は終わりました。もう絶望です。7Hと9Hでもトリで9H中6Hもお酉さまが羽ばたいてしまいました。で久方ぶりの60台越えです。(ほんの少しだけ越えました)・・♪ ちゃららら~らららららぁ~(コンドルは飛んでゆくのメロディで)

ちなみに東京地区のKさんはIN・OUTとも40台中後半をキープで安定しており最近可愛げがありません。埼玉中部地区のYさんはIN・OUTとも前半はボギーペースの素晴らしいプレーを見せましたが後半バッテリー切れでやや失速、50台前半にとどまってしまいました。聞けば夜勤明けだとか。いやぁ大したものです。山爺だったらプレーそのものが危うい。若いって誠にうらやましい。あ~若いころに戻りてぇ!。埼玉東部のHさんもそつなく50台前半でまとめました。大たたきは山爺だけです。トホホ!(> ω <)


なぜ不調なのか!ここで言い訳・・・先週草津に旅行に行ったとき何度もバスを乗り換え(マイクロバス→大型バス)たのでステップで目測を誤り足が地面に強くあたり腰にガツンと衝撃を与えてしまいました。その影響が日曜日に現れ腰痛が発生、一時は参加も危ぶまれたのですがひたすら休養に勤めなんとか参加、まだ完治していないのです。多分その影響でしょう。・・えへへ(^0^)

今回のラウンドで浮かんだ一句・・早速グリーンオン川柳と言うHPに応募(埼玉秀坊)

 ◆近頃は100を切れずに息が切れ。
 ◆ナイスオンあれえと言わなきゃ良かったに。

2012年冬頃?グリーンオン川柳に応募して掲載された一句・・・惜しくも年度末表彰ならず。
 ◆山岳も調子が良いと広く見え
 ◆ミスっても転がり続ける冬が好き

帰りはいつものように阿久津地区で、うまい山芋を買うため、いつもの店に立ち寄りました。家族から今度上武ゴルフ場にいつ行くのと催促をされたり、行きつけの居酒屋の親父にも頼まれるほどで、誠にここの山芋はうまい。今頃いくとサービスに柿を無料でおまけしてくれるかなぁなんて下心を起こしながら現地へ!

あれれ。お店に張り紙が10月8日~9日都合により休業とある。工場に回ると人が居る。『すいませーん』2度ほど声を掛けたが気づかず懸命に仕事をしている。諦めて別の店に移動しようやく1袋¥1000で袋一杯入っている山芋ゲット。安さの秘密は贈答用に箱に入れるため切りそろえた残りがおまけに入っているからだと思います。今回はお店が変わったので味はいかに?である。

ゴルフ研修会の項・・・完

2016年10月6日木曜日

草津外湯巡り。・・9/30~10/1

9月30日で職場を体裁よく追い出されたので気分を一新するために以前から行きたかった草津温泉の外湯巡りに行ってきました。宿泊先は一人でも快く泊めてくれるおおるりグループの宿を利用しました。・・・職場を辞めることになった詳細については、笠取山へ行こう・・の項参照

 山爺を退職に追い込んだ疑惑の当事者と人事まとめ営業員からは最後まで転勤・退職手続きに関してなんの説明もないままでした。山爺を避けるようなそぶりが見え見えです。

また厚かましいことに山爺が在職中にもかかわらず新たに募集し入所した新人の実習を始める始末でこの無神経には呆れるばかりです。

しかも山爺と直接会わないように遅番時には先に帰し、早番時には私が帰ってから出社させるという狡猾さです。会うと山爺が新人になにか吹き込むのではないかと恐れてのことと思います。念の入ったことで、誠にご苦労様なことです。 

疑惑の当事者と営業員が一緒にいたところに出くわしたことがありました。山爺はニコリともせずに、ぎろりと二人をにらみつけたところ二人は視線をそらしました。やはりやましいことをしているからでしょう。そうでなければ『最近は元気がないね』とでも聞くはずです。疑惑が確信に変わった瞬間です。

それまで少しは気を使いこちらから話しかけていた愛想会話もそれからは止めて職務上の連絡など必要最小限の会話しかしないようにしました。山爺は怒っているという態度を終始見せつけてるためです。そのくらいの印象を与えておかなければ無神経な彼らのこと、人の痛みなぞ気付くはずもないでしょう。すこしはうしろめたさを植え付けなければ、こちらとしても面白くありません。それが効いたのか退職手続き・・・と言っても最終日が遅番の一人勤務なのでどうやってカギを返すか、それだけですが・・・を山爺に直接言えなくなり、もう一人を通じて指示してきました。・・・ふふふ、山爺を怒らすと怖いんだぞぉ!少しはこたえたか!。ヽ(`Д´)ノプンプン

辞める当日、施設事務所にあいさつに行くと市の職員の方々全員が仕事を止めて集まってくれました。なぜ辞めるのか、もっと教えてもらいたかった、せっかく仲良くなれたのに、など声を掛けてくれ退職を惜しんでくれました。一介の派遣労働者に過ぎない私にはもったいないほどの扱いでこの点は多いに慰められました。

まあ、いつまでもこんなバカな話をしていると山爺の品位が落ちるのでこの話はこれくらいで。・・・・

当初は奥秩父の笠取山登山を企画していたのですが秋雨前線が停滞して天候が思わしくなかったので急遽取りやめて、格安温泉宿の草津ホテルおおるりに宿を取り外湯巡りをすることにしました。単独行はこういう場合、自分一人の判断でさっさと予定を変えることが出来るので大変具合がよろしい。

よく、雨の山行は訓練になるとか別の風情があるといった負け惜しみを聞くことがありますが、なんたって山は晴天に限ります。雨天での行動はスリップしやすく遭難につながります。天候急変なら雨中の行動もやむを得ませんが悪天候と分っていながら、わざわざ山に入る必要はありません。山は逃げないのでまたの機会にしました。

ご存じの諸兄も多いと思いますが、格安ホテルは伊藤園グループとおおるりグループの2大グループがあります。どちらも一人でも泊まれ、お酒飲み放題付きなので呑んべぇの山爺は何度か山の帰りに利用しています。

伊藤園はバイキング料理が充実し食事時間も90分あるので落ち着いて食事できます。おおるりは前者より¥2000ほど割安だが食事時間が60分なので少しせわしない。山爺は伊藤園の方が落ち着いて飲めるのでこちらの方が好きであるが、あいにく草津地区の場合は町はずれに1軒しかありません。これでは外湯巡りが出来ません。仕方ないので湯畑まで5分と外湯巡りに都合のよいホテルおおるりを予約しました。

おおるりは一人で泊まる場合、宿泊代が少し割り増しになります。それでも宿泊代(お酒付)+往復送迎バスで¥10000でお釣りがくる、万年金欠症で懐具合のさびしい山爺にとって、まことにありがたい宿であります。

  笠取山に行った場合に掛かる費用は交通費+山小屋代+食料で¥10000以内では収まりません。かたや温泉入り放題、バストイレ付きの大きな部屋でふかふか布団に寝られ2食付きでお酒飲み放題(60分)、一方は粗末な大部屋に板の床(混雑時は定員無視でどんどん人を詰め込む)じめじめ布団に包まり自分で食料担ぎ上げ、自炊の粗末な食事で¥10000超え、缶ビール2本飲むと更に+¥1000、風呂なんぞもちろん望めない・・・お金の有効利用、軍配はどちらに上がるのかなぁと考えさせられますねえ、こうなると・・・まったく。(笑)\(^0^)/

今回の送迎バスの発着場所である埼玉新都心に早朝より向かう。天気予報では晴れの予報だったがそこは秋空、女心となんとやらで低い雲がどんよりと空を覆っている。昨日は雨だったし、こりゃ笠取山は今日も雨だな!中止、大正解、これがもしグループ登山だとしたら予報が優先となり、リーダー独断で簡単に中止には出来ず決行、結局雨の中を歩くことになるんだろうなぁ、と自分を納得させました。

バスの発車予定時刻(8:40)より30分ほど早く新都心に到着しましたがお茶を買ったり小用をすませたりして少し時間をつぶしてから発着場所に行ってみました。

発着場所にはすでに係員もおり客らしい人も何人か並んでいます。やはり年寄りは朝が早いねぇ・・俺もかい!(山爺自身は年寄りとは思ってませんから。・・念のため)。定刻間際になるとどんどん人が集まり出し20~30人ほどになった。平日だというのにさすが草津は人気だなと感心する。                          

そうこうするうちバスが到着した。座席は指定制だ、自分の座席を確認しバスに乗り込む。定刻通りバスは発車し一路草津へ。関越自動車道経由だろうなぁ、と思っていたが説明を聞いて驚いた。まず東北道佐野SAに行くんだと!ここで日光や塩原、那須方面の人は降りて乗り換え。

当バスは北関東道を通って渋川の田吾作ドライブイン(おおるり直営店)で昼食を取り(もちろん有料)旅館からのバスに乗り換えるそうな。だから時間がかかるのかと納得。

バスに乗りウトウトしていると羽生インターを越えて利根川に架かるベージュ色の特徴ある鉄橋を渡るところである。なんと山爺の家のすぐ横を通過中ではないか。なんか無駄な時間を消費したようで妙な気持である。

出発後1時間ほどで佐野SAに到着、予定通り日光・塩原・那須方面のお客がぞろぞろ降りてしまい草津行きは10人ほどに減ってしまいました。



田吾作ドライブインに11:30到着。ここで昼食となるが、道路のお向かいに道の駅があり蕎麦がうまいとのネット口コミがあったのでそちらに向かう。」

 見ると山爺の後ろから何人か付いてきた。やはり書き込みを読んだのだろうか。

店に入ると金曜日のせいなのか客はまばらである。時間がないので早速目当ての天ぷらそばセット(混ぜご飯付き)を注文する。これで¥700は安い。ゴルフ場や普通の食堂では倍はする代物だ。早速蕎麦をいただく。うん!あれぇ!うまくないやん!。普通の味である。混ぜご飯も薄味で全然である。がっかりです。

外食で注文した料理が期待外れだと一食損した気分になります。・・この日も田吾作にすればよかったと反省。(´・ω・`)

12:30草津に向け出発、13:30予定通りに、おおるりに到着した。チェックイン手続きをすませ。部屋へ。10畳ほどの一間にデーンとベッドが二つ、風情がないのぉ。布団を敷く手間を省くためだろう。まあいいか。なんだかなぁ(でたぁ!阿藤節)


https://www.ohruri.com/kusatu_ooruri.html

カギをフロントに預け、外湯巡りへいざ出発。


まずはホテルのそばにあるはずの凪の湯へ。坂道をどんどん下って左に曲がる。


饅頭屋の売り子(おじさん)が試食どうぞとうるさい。試食と言っても1個食えと勧める。太っ腹だねぇ。でも食ったら買わんといかんし。
売り子を無視して凪の湯はと探すとなんと饅頭屋のすぐ横の路地の奥に風呂らしき小さな建物がある。・・おお凪の湯だ。湯は地下にある珍しい造りです。階段を下りてゆくと小さな脱衣所があり一人先客がいる。

カメラで室内撮影後、裸になり湯船へ。おお!硫黄のいい香り、まさに温泉だ!湯船に手を突っ込む。『うわぁ~あちちぃ』めちゃくちゃ熱いではないか。温度計があったのでみると50℃を指している。うわぁ~熱湯だ、駄目だこりゃである。

水を流しても流してもぬるくならない。だ~めだこりゃ!入浴はあきらめて掛湯のみで代替え。一緒に入った御仁ともどもあきらめて撤退を余儀なくされた。(´・ω・`)









次はと地図でみると関の湯が近いのでそれを探す。あった、あった。あるにはあるがなんか係員風のおじさんが男湯のドアーを開けて見張っている。あれ!入れないのかなと思っていると中から老婦人が出てきた。男湯がどうなっているか覗かせてもらっていたようだ。おじさんはその見張りのようである。妙なご婦人もいるもんだなぁと感心する。










中に入ると二人並ぶとぶつかりそうな小さな脱衣所がある。衣服を脱ぎ湯船へ。











いや~小さい湯船だわい。3人も入れば満員である。今は一人でよかった。うん!いい湯である。これはいいや、体によさそうな湯である。さすがは草津!これで無料とは、いや~ぁ太っ腹である。





関の湯を後にして坂を下ると有名な湯畑に出た。観光客でいっぱいである。おかげで記念写真を撮ろうと自撮りポーズをするだけで『撮ってあげましょうか』と見知らぬ人からすぐ声がかかる。山爺としてはもともと自撮りするつもりはあまりなく誰かに撮ってもらうのを期待してポーズするだけなのである。日本人はやはり親切だ。







次は千代の湯を探す。観光パンフによく載っている風情ある通りを歩いた先の左側に千代の湯がありました。










幸い誰も入っていません。ここの脱衣所は大きめなので脱ぎやすい。












誰もいない。今のうちと、いそいで湯船へ。いやぁ、いい湯です。やや熱めながら、なかなかです。歌の一つも出ようってもんです。『 ♪  いい湯だっなぁ~あはん』だいたい草津においてはぬるめの湯なぞ期待出来ません。長湯が出来ないのが残念です。

もっとも草津の場合薬効成分が多いので長湯していると湯当たりが怖いですけどね。





次はその名からも想像できる熱いので有名な煮川の湯へ。ありました、特徴ある形で広い交差点のところに屋根からもうもうと湯気を立てながらそれは建っています。


ここも地下にある珍しい構造です。(地下では硫化水素なんか溜まんないのかな?)





地下に降りてやはり狭い脱衣所で衣服を脱ぎ湯船へ。




あ~っ!やはり熱いです。先ほどの凪の湯ほどではありませんがめちゃ熱い。立って入るのがやっとで潜ることが出来ません。ダチョウ倶楽部の『押すなよ。絶対押すなよ!』はこのくらいの熱さかなぁ・・凪の湯では火傷するだろうし・・そんなことが一瞬頭をよぎります。ここも掛湯のみで速やかに撤収。草津恐るべしです。




宿の夕食の時間も近くなってきたのであと一つくらいかなと思いながら次の湯へ、なにせ、おおるりは時間に遅れるとアウトらしいから。(30分遅れで入場したら残り時間30分で終了!カンカンカン・・リングアウトの鐘の音)。

夕食時間は5時30分からと病院食並み、お客の腹の減り具合なぞまったく考慮していません。これは泊り客が多い土曜日などが2部入れ替え制(2部は6時30分から)システムなので平日もそれに合わせているためです。・・・お客のために時間を合わせるのではなくホテル側の都合で(効率よく就業させる)決めているところがなんともすごい!。



地蔵の湯に着きました。なるほど地蔵様が鎮座しております。周りに人がチラホラ居たので、ここでも自撮り仕草をすると、まんまと記念撮影をしてもらうことに成功です。







中に入ると、おやぁ、脱衣所がありません。ガラス戸から湯船を覗くと、なんと湯船の前に脱衣所があります。









中にはいるとすでに大きな湯船に5~6人が入っています。みんなこちらを見ています。みんなの見ている前で脱いで裸になるのはなんか妙な気持です。湯畑に近く入浴者も多いのでこうしているのかどうか分りませんが、これならば盗難に合う心配はなさそうです。



ここで時間切れ、早めに宿に帰り内湯にも入らなくっちゃと急ぎ足で元来た道を引き返します。ホテルに5時ちょっと前に戻れたので急いで内湯に向かう。内湯はすごく広く表に露天風呂もあります。洗い場をよくみると数か所壊れかかった混合栓も見受けられますが、まあこんなもんでしょう。口コミに書かれている排水溝の清掃不足も見られません。湯もさすがは草津、なかなかです。これだけでも来た甲斐がありました。









夕食のバイキングは噂通り、お惣菜のオンパレードと言ったところです。生ビール(発泡酒?)2杯と日本酒2本、ワイン少々を定刻内にやっつけました。本物の刺身(以前は刺身こんにゃくを食わされた)が付いたのはありがたかったです。ただしこれはお替わりは出来ません。

急いで飲んだので酔いが回り部屋でひと眠り、・・・のつもりが目が覚めると9時を回っていました。


館内探索とほかの内風呂(あと2か所ある)をしなければなりません。タオルを持ってまた出かけました。

カラオケコーナーやクラブ、ゲームコーナーが一応あるのですがシーンと静まりかえって誰もいません。開店休業では仕方ないので、さっき入った内風呂へ行ってみました。扉を開けるとここもシーンと静まり誰もいません。いやぁ!年寄りはさすが寝るのが早いなあと妙に感心しながら広い湯船を独占です。なんて贅沢な入り方だろうか、満足々です。さらにほかの2か所の湯も行ってみましたがこちらは小さな風呂でした。片方は誰もいなく、もう片方に一人だけ入浴とこちらもほぼ貸し切り状態です。


翌朝、朝食前の朝風呂へ今度は10人くらい入っています。やはり年寄り共、朝は早いようです。早朝風呂はやはり気持ちがいいもんです。極楽々、至福のひと時です。

朝食は定番のお惣菜や納豆、トーストもあります。おかしかったのはわさび漬けがてんこ盛りで用意してありましたが外観はポテトサラダそっくりです。山爺は見抜いたので少しだけもらいましたがバイキングの悲しさ、気付かぬ人はたっぷりとトレーの上に盛り付けています。

あ~あ、あんなに盛って食べきれるのかなぁと思っていると、思った通り、ほどなくしてあちこちで、ああ~ぁ、なんだこれはの声が起きています。(^0^)・・教えてやればよかったかなぁ!

帰りのバスは10時30分発ですがチェックアウトしたのが9時30分なので外にも行けません。仕方なく土産物売り場をぶらぶらしてみると外の土産物屋やほかの旅館では¥1000前後の物が多い中、ここには¥500~¥600の値ごろの土産物がいっぱいあります。値頃感につられて家族用と行きつけの居酒屋のママさん用と二つ買ってしまいました。

家族への土産はドライブインで販売している田吾作饅頭と決めていたのに思わぬ散財をしてしまいました。この辺にも、したたかなおおるりグループの経営戦略があります。・・・値頃感につられ年配者は近所に配るため大量買いをするだろうと当て込んだ企画?。事実¥500の物を5~6個買ってゆく人もいます。

10時30分予定通りバスが発車しました。このバスにもおおるり戦略があります。11時30分に田吾作ドライブインに着くように時間を設定して、そこで昼食をとってもらうためです。予定通り田吾作に到着、ここで1時間休憩となります。バスを停車させると運転手さんがダッシュで田吾作に走り去り、トレーにいっぱいの饅頭を載せて戻ってきました。試食用田吾作饅頭をお客一人一人に手渡します。いやぁ運転手さんも売り子に変身したり大変だなぁと感心しました。

饅頭食いながらドライブインの中へ、うん、この饅頭はイケる。皮がねっとりしていて実にうまい。12個¥725とこれまた値頃でどこの温泉地よりも安い!おおるりグループの経営戦略、誠に恐るべしと感心しきりである。ここでまた散財するはめに!。

ドライブインの棟続きがコンビニで土曜日なので雑踏している。ここもおおるり直営なのであろうか?。おおるりの旅館は飲み物持ち込み自由で空の冷蔵庫が完備している。ここで缶ビールやらつまみやらお客に買わせる算段であろう。ここにもおおるりグループの経営戦略が垣間見える。いやはやまったく商魂のたくましさに脱帽です。

帰路は田吾作ドライブインで別のバスに乗り換え、佐野SAでまた日光・塩原方面からくる大型バスに乗り換えることになる。日光・塩原方面からくるバスはほぼ満席であった。これで乗り換え終わりかなと思っていると羽生SA(右画像鬼平江戸処)で船橋方面のお客が降りて行った。別のバスに乗り換えるようだ。

いやぁそれにしてもなんと複雑ですごい運行管理だと感心してしまいます。おおるりホテルの客層は圧倒的に高齢者が多いので、ぼけ爺さん婆さん達が間違って別の場所に運ばれるなんてことはないのかなぁと余計な心配をしてしまいます。 

料理の質を除けば(山爺は粗食に慣れているので食い物で贅沢は言わない)本当に格安でいろいろと楽しめた旅でした。

またどこか探さなくっちや。

・・・・草津外湯巡りの項・・完